以前台北に旅行した時に、忠烈祠に行きました。
そこで見た衛兵交代がかっこよすぎたので紹介します。
忠烈祠とは
忠烈祠は、本来は戦没した英霊を祀る祠です。
日本でいうと靖国神社に近いイメージでしょうか。
現在は観光名所的な扱いになっていて、台北のツアーではよく組み込まれています。
バスや電車では行きづらい場所にあるので、台北からちょっと足を延ばす感覚です。
忠烈祠の衛兵交代
忠烈祠の見どころはなんといっても衛兵交代です。
忠烈祠には、門のところと大殿のところに衛兵が2人ずつ立っています。
その立ち姿はこんな感じ。
この衛兵が1時間ごとに交代する儀式が衛兵交代です。
毎時0分になると、衛兵の待機所から5人の衛兵が出てきます。
隊長的な人を中心にして、大殿と門に順番に向かい、交代するのです。
大殿に向かう行進の姿を撮りました。
写真を見ても、5人の衛兵の動きがぴったり揃っているのが分かるかと思います。
実際その場に行くと、靴が地面をする音まで揃っていて雄々しさを感じました。
大殿と門それぞれの場所では、待機所から出てきた5人と元からいた2人を加えた7人で、交代の儀式を行います。
こちらは、門のところで撮った写真です。
重さ6キロもある銃剣を、ガシャガシャと金属音を響かせながら、一糸乱れぬチームワークで軽々と振り回すその儀式は、かっこよすぎて鳥肌が立ちます。
ロンドンやハンガリーでも衛兵交代を見たことはありますが、こんな硬派できびきびした衛兵交代は他にありません。
自分の中では世界一かっこいい衛兵交代です。
統率ぶりがよくわかる写真が2枚あります。
まずこの写真。
忠烈祠の地面に5本の線が見えます。
これがなんと、長年衛兵たちが同じルートを歩き続けたことでできた跡なのです。
見事すぎる直線になっています。
そしてもう1枚。
交代直後の衛兵の姿を捉えたものです。
交代した衛兵は次の交代の1時間の間、ぴくりとも動かなくなります。
そのため、お付きの方が服の裾なんかを整えるのですね。
マネキンかと思うくらい、動かないように訓練されていて驚きです。
忠烈祠への行き方
忠烈祠の最寄り駅は、MRTの圓山駅です。
歩いていけない距離ではないのですが、道が分かりづらいので、駅からタクシーを利用するのがおすすめです。
自分の場合、最初は駅から歩いていこうとしたのですが、30分彷徨った挙句たどり着けず、衛兵交代の時間になってしまうということで急遽タクシーを拾いました。
なかなかに無駄な時間を過ごしてしまったものです。
忠烈祠プラスアルファの観光
忠烈祠の近くには、以下のような観光名所もあるので、行きたいのであれば同じ日に行くようにプランを立てるとスムーズです。
国立故宮博物院
忠烈祠からタクシーで5分くらいの距離にあります。
世界4大博物館に数えられることもあるとかで、かなり大きいです。
角煮と白菜の形に加工された宝石が有名で、その周りだけ交通整理がされます。
人の流れに乗って鑑賞して、立ち止まらないように言われるので、あまりゆっくりとは見られません。
士林官邸
故宮博物院からバスで移動したところにある、庭園のような場所です。
私にとってはちょっと印象が薄いです。
士林夜市
食事処が地下街にまとめられてしまったので、その点の風情はあまりないですが、なにしろ台北最大の夜市です。
広い上に道がいろいろと分岐しているので、全部見るのは大変ですが、活気があって楽しいところです。
まとめ
衛兵交代にスポットを当てて、忠烈祠を紹介しました。
時間を忘れるほどかっこいい衛兵交代なので、ぜひ行ってみてください。
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