スペイン旅行をした際、グラナダ中心部からグラナダ空港へ移動する際、バスを利用しました。
バスの停留所がとてもわかりづらかったので、今後のグラナダ旅行者のために経験談を残します。
スペイン旅行に興味のある方はこちらもどうぞ。
グラナダ空港へのアクセス
グラナダ空港のそばに鉄道駅は無いようで、空港とグラナダ中心部の移動の際は、タクシーかバスを利用することとなります。
料金で比較すると、タクシーだと22~27ユーロ程度かかると言われるところ、バスだと2.90ユーロでした。(2017年5月)
バスの方が圧倒的に安いので、バスを利用した次第です。
バスの停留所探し
事前調査
グラナダ空港行きのバス停留所の場所について、事前に地球の歩き方と、ネットで調べてみました。
地球の歩き方によると、カテドラル前に止まるようなことが書いてあります。
しかしネットで調べてみると、空港から市内へ向かうバスと、その逆のバスとでは停車場所が違うのだとか。
空港行きのバスの停留所は、カテドラル南方300メートルほどにあるホテル、カルメンの向かいあたりのようです。
ネットの方の情報を信じて、カルメンの方に行くことにしました。
停留所が見つからない問題
当日、カルメンのあたりに行ってみました。
ネットで写真の上がっていた場所と一致するところを見つけたのですが、見つかりません。
駐車禁止の看板の裏の分かりづらいところに時刻表があるという情報をもとに、慎重に探してみるもののやはり見つからない。
このままではタクシーを使うしかないのか。あわわわわ。
日差しも強かったので一時退散。別の方法を考えます。
日本語情報センターで聞き込み
グラナダには日本語情報センターという素晴らしい施設があります。
レイジェス・カトリコス通りのH&Mの右斜め前あたりの建物の3階です。
名前の通り、当然日本語対応もしてもらえる、観光客向けのサービス施設ということで、ここで聞き込みすることにしました。
聞いてみたところ、停留所は結構場所が移動するようで、センターの人も正確には分からない様子。
グラン・ビア・デ・コロンの通り沿いの、カテドラル左斜め向かいあたりにあるということなので、そこに向かうことにしました。
もしかして最初から地球の歩き方を信じていればよかったのか?
カテドラル向かいで一安心
カテドラル前に行ってみたところ、柱に雑にくくりつけられたバスの時刻表があります。
場所こそ違うものの、まさに事前にネットで見た通り!
しかも明らかに空港に向かうであろう、スーツケースを持った人たちがたくさんいます。
ここに違いない!
ちょっと不安な予感
停留所を見つけたもののちょっと気になる点がありました。
バスは空港の方向を考えると、おそらく南側からやってきます。
南側にはレイジェス・カトリコス通りという通りがあるのですが、その日は歩行者天国になっていました。
そのため、バスを待つこちらの通りも車がさっぱりやってきません。
バスはどうやってここに来るんだろうか・・・。
そんな不安を持ちつつ待っていたところ、車の流れが復活しました。
歩行者天国終わったんですか!もうバス来れるんですか!
やったーーー!
不安も解消し、あとはバスを待つばかり。
・・・・・・と、思うじゃん?
不安な予感的中
バスが来る頃になって、停留所周辺がざわざわし始めました。
アジア人が警察官を囲んで何かしら話しています。
不安を感じつつ、様子をうかがってみたところ、どうやらこの場所にバスは来ない模様。
やばいじゃん!!
アジア人大移動
警察官いわく、バスが来るのはもっと北の方、600メートルほど離れたトリウンフォ公園というところのそばらしい。
停留所で待っていた集団の大移動が始まりました。
なぜだか中国人・韓国人・日本人ばかりです。
アジア人はスペインに行くと情弱になってしまうということなんだろうか。
アジア人と欧米人では情報源が違うということなんだろうか。
そんなことを考えつつ、早歩きときどきダッシュ。
正確に場所を理解できたわけではないので、先行く集団を見失うわけにはいかない!
大移動する集団のほとんどはスーツケースをごろごろ引っ張っています。
グラナダの町中を、スーツケースをごろごろ言わせながらせかせかと歩いていくアジア人集団・・・。
一時的に景観を悪くしてしまったことでしょう。
サーセンサーセンと心の中で謝りながら移動します。
公園の前でバスを待つ
民族大移動が一段落し、公園前のバス停でバスを待ちます。
時刻表もないので不安でそわそわしています。
大移動を経験したことで、お互い他人どころか国籍も違うのに、謎の連帯感を感じる!
ついにバスが来て
5分か10分も待った頃でしょうか。
ついにバスが現れました!
AEROPUERTOと車体にでかでかと書いてあってとてもわかりやすいです。
反対側の車線に現れて、交差点をターンしてこっちにやってきます。
そして!
我々の前を通過していった!!!
っておーい・・・。
バスを追う
実はみんなで待っていた公園前のバス停は、通常の路線バス乗り場らしく、空港バスの停留所はまた別にある模様。
そんなわけで、バスは無情にも我々の前を通過していくのでした。
・・・じゃない!
バスを逃すまいと、誰からともなくバスに呼びかけます。
その甲斐あって、バスは少し先で止まってくれました。
というか、少し先にちゃんとした停留所があったようです。
帰国後にそのあたりをGoogleストリートビューで見てみると、確かに時刻表らしきものがついた標識があります。
Googleストリートビュー:グラナダ空港行きバス停留所らしき場所
ようやくバスに乗る
いくつか騒動を乗り越え、ようやくバスに乗れました。
妙な連帯感のおかげで、知らない人とも顔を見合わせて笑いあいます。
スペイン人のおばさん「ペラペラ(ニッコリ)」
ワイ「(ニッコリ)(何言ってるんやこいつ)」
多分、「間に合ってよかったわね」とか言ってたんでしょう。
グラナダ空港の様子
ついでなので、グラナダ空港の様子も紹介します。
空港についてバスを降りて最初の印象は「臭っ!」でした。
牛か馬でも飼っているのか、牧場のにおいがします。
そそくさと建物に入ってしまいましょう。
空港内はとても閑散としています。
写真だとちょっとにぎわっているように見えるかもしれませんが、これが空港のほぼすべてです。
後ろ側にはセキュリティチェックがあるだけです。
レストランやコンビニなんてありません。
夜9時という時間で、もうあとは飛行機1便のみという状態だからか、vueling便なのになぜかIBERIAの看板がついたカウンターでチェックインをさばいているという不思議現象が起きていました。
セキュリティチェックを通過した後の方は、お店が多いです。
ご飯も食べられます。
免税店もあって、お買い物ができます。
グラナダ空港を利用するならば、さっさとセキュリティチェックを受けて中に入ってしまうべきですね。
まとめ
グラナダ空港へバスで行くときの一番の問題は、バスの停留所がどこにあるのかよくわからないということです。
日本語情報センターの人ですらよくわからないようなので、怪しいと思ったら現地の人に聞きまくりましょう。
「アエロプエルト!アウトブス!」とか言ってればたぶん通じます。
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