札幌2回目以降の人向けに、札幌旅行のモデルコースを紹介します。
2024年2月、雪まつりシーズンに札幌旅行に行ってきました。
何回目かの札幌旅行で、定番のところはある程度飽きていて、やや定番を外した旅行でした。
グルメについては割とこだわっていて、食べログ高得点のお店が多めです。
実際のコース
実際のコースを紹介します。
旅行期間は3泊4日でした。
1日目は最終便で札幌入りしたので、実質ほぼ3日のプランです。
ちなみに4日目は夜の便で帰りました。
1日目:最終便で札幌入り・深夜ラーメン
最終便で札幌入り
初日は最終便で札幌入りしました。
飛行機のチケットを買った後に気づきましたが、新千歳空港着から市内までの終列車の乗り継ぎがかなりシビアでした。
22:40飛行機で新千歳空港着
22:53JR札幌行きの終列車発
定刻通りだとおそらく間に合わないところ、飛行機の早着と列車が入線遅延が重なり間に合いました。
今回はラッキーに助けられましたが、札幌に夜遅く到着する場合は乗り継ぎ時間を確認したほうがよさそうです。
列車に乗ってしまえば札幌までは割とスムーズでした。
深夜にみそラーメン@けやき すすきの本店
中島公園近くのホテルに荷物を置いてから、札幌最初の食事へ。
タクシーですすきのに向かいます。
訪れたのはみそラーメンの名店、けやき すすきの本店。
久しぶりの札幌が寒すぎたので、体をあっためる狙いで辛めのトッピング。
食べログ高得点でありながら深夜まで営業しており、旅行プランを立てる際に重宝しそうです。
2日目:小樽でかまくらジンギスカン・運河・寿司
防寒装備調達
2日目は最初に防寒装備を調達。
冬の札幌が久しぶりで油断しており、手持ちの防寒具では寒さに太刀打ちできなかったのです。
顔が寒いどころか痛いという感覚になるのを、思い出しました。
札幌駅近くのユニクロで、ヒートテックのネックウォーマーを購入。
旅の間中、ずっと大活躍でした。
北海道以外の地域で品薄になっていても、北海道では在庫が豊富だったので、防寒具について現地調達というのは意外とありかもしれません。
かまくらジンギスカン@小樽
本日最初のイベントは、昼食に小樽でかまくらジンギスカン。
今までの札幌旅行だと、定番的にサッポロビール園でジンギスカンを食べていましたが、今回はちょっと定番外し。
珍しい経験ができる方をチョイスしてみました。
札幌ビール園だと食べ放題ですがここでは量が限られるので、その分他のグルメのために胃のキャパを残せる点がなかなかいいです。
煙を排出するための換気のせいで、かまくら内はほとんど外と変わらない寒さなので、防寒対策は本気を出す必要がある点、要注意です。
予約はこちらのサイトからLINEで連絡しました。
チーズケーキ@ルタオ パトス
かまくらジンギスカンの後は小樽散策へ。
過去の旅行では、夕食の時間に小樽に来るパターンが多かったので、日中の小樽散策は初めてです。
最初の立ち寄りスポットはルタオ パトス。
ジンギスカンを食べたばかりなのにおやつです。
ルタオ定番の名作チーズケーキ、ドゥーブルフロマージュをいただきました。
口に含んだ瞬間溶けていき、一瞬でなくなりました。
このくちどけは、冷凍工程を挟んでいない北海道限定生ドゥーブルフロマージュならではかもしれません。
ガラス館・オルゴール館
おやつの後はガラス館・オルゴール館。
どちらも初めてで、店内物色しているだけで楽しく時間をすごせました。
特にオルゴール館については、有名曲のオルゴールアレンジを視聴したり、凝ったからくりで動くアンティークオルゴールの演奏を眺めたりして、時間があっという間です。
小樽運河
ガラス館・オルゴール館をひやかしているうちにあっという間に外が暗くなり、運河に向かいました。
キャンドルライトアップは冬の間ずっとやっているものと勝手に思い込んでいましたが、実は2週間ほどしかやっていないのですね。
しかも札幌雪まつりと重なるタイミングは2024年だと2日間だけ。
今回はキャンドルは見られず、シンプルに小樽運河沿いを歩くだけでした。
とはいえそれでも十分楽しめるのが小樽の強み。
寿司@すし処浜谷
夕食は小樽でお寿司。
なんとなくお寿司なら札幌より小樽を選びがちなイメージがあります。
お寿司についても食べログ高得点から探したお店。
すし処浜谷。
家族でやっているようなこじんまりとしたいいお店でした。
シメパフェ@パフェ、珈琲、酒、佐藤
小樽でお寿司の後は札幌に戻り、シメパフェへ。
ジンギスカン→チーズケーキ→お寿司→パフェと食べてばかりです。
小樽で歩きまくってカロリーをわずかに消費できたのが救い。
ちなみに小樽から札幌に戻る列車は、小樽の改札から遠い前方車両が比較的すいていて、余裕をもって座れました。
小技として覚えておくといいと思います。
こちらの佐藤は札幌シメパフェ文化の代表的なお店らしく、長い行列ができていました。
外国人のお客さんも多く、3割ほどが外国人のようでした。
店内はカウンターと座敷があり、座敷というのが外国人人気ポイントなのかもしれません。
寒空の下、長い行列を耐えた先に、芸術的なパフェが出てきました。
もちろん見た目だけでなく味も最高です。
食べログ高得点も納得。
3日目:ワカサギ釣り・藻岩山・かに
ワカサギ釣り
3日目は早起きしてワカサギ釣りへ。
凍った川に穴をあけて釣りをする、冬の北海道ならではのアクティビティ。
「札幌 ワカサギ釣り」でいろいろ業者さんは見つかりますが、今回申し込んだのは、とれた小屋ふじい農場というところでした。
札幌駅からの送迎・道具のレンタル・釣り方ガイド・ワカサギ天ぷら実食という点は、おそらく多くの業者さんが出しているサービスですが、細かいところでいろいろ異なるようです。
ここの場合、釣り後は暖かい部屋に案内され、天ぷらと合わせて野菜も出ました。
釣果は少しだったのですが天ぷらはたっぷりもらえました。
以前利用した別業者さんの場合は、釣り用のビニールハウスのその場で、釣った数だけ天ぷらが食べられる形でした。
暖かい部屋への移動がない分、釣りの時間は長かったと思います。
天ぷらを確実に食べるか釣り自体を楽しむか、プラン選びの一つの基準になりますが、もし前者ならとれた小屋ふじい農場はいい選択肢かもしれません。
スープカレー@SOUP CURRY KINGセントラル
札幌中心部に戻った後は、昼食としてスープカレーへ。
ワカサギの天ぷらは、おいしいですが量は少ないので、余裕で昼食が入ります。
訪れたのはSOUP CURRY KINGセントラル店。
ここもまた食べログ高得点の名店です。
直後の旅程で利用する市電の駅も近くて便利。
人気店なだけあって行列が長く、並び始めは屋根のないところまではみ出していて雪をかぶりながら並んでいました。
おいしさはさすがです。
夜景@藻岩山
昼食後は藻岩山へ向かいます。
藻岩山山頂へは、市電・シャトルバス・ロープウェイ・ケーブルカーを乗り継いで行きます。
すすきの近くから山頂までは大体1時間くらい。
山頂の展望台に着いたときはまだ日没前でした。
夜景が主目的とはいえ、明るい時の景色もとても爽快です。
夜景が有名すぎるのか日中はお客さんがまばらで、展望台にある「幸せの鐘」も2,3組待ち程度の混雑具合。
明るい景色を楽しんだら、日没までは室内で待機です。
数が少ない椅子を確保できて暖かい部屋でうとうと休憩していたら、気づくと夜になっていました。
再び展望台に上がると来場者がかなり増えています。
「幸せの鐘」の行列は30組待ちくらいの長さ。
展望台の柵際もほとんど隙間なく人がいました。
なんとか場所を確保して見えた景色がこちら。
写真では全然伝わらないのですが、実際の夜景はもっと何倍も感動的です。
空気が揺れて自然に都市の光がまたたく様子がとても幻想的でした。
広くて平坦な市街地とそれを見下ろす山がとても近いという札幌の特徴が、藻岩山を夜景の名所たらしめているのだと思います。
空気の澄んでいる冬ならなおさらです。
一通り夜景を堪能したので下山。
景色はとてもよかったですが、人気スポットで来場者が多い分ケーブルカー待ちの列も長く30分ほど並びました。
ただ、ケーブルカーに乗ってしまえばその次のロープウェイはそれほど並びません。
ロープウェイ乗り場から市電の駅まで、行きはシャトルバスを使いましたが、帰りは歩きました。
ずっと下り坂なので楽に歩けます。
雪が心配でしたが、思ったほど滑るようなところは意外とありませんでした。
市電に乗って中心部に帰ります。
かに@郷土料理かに亭
この日の夕食はかにです。
すすきのにある、郷土料理かに亭というお店。
観光客に一番人気のかにづくしコースでした。
普段かにを食べる場合茹でがほとんどですが、かにづくしコースでは刺身・茹で・焼きといったいろいろな調理法でかにを堪能できます。
最初から最後まで全部おいしかった。
シメパフェ@イニシャルサッポロ
夕食後は、昨夜に引き続き2日連続シメパフェへ。
札幌のシメパフェ文化をもう一度楽しみます。
この日のお店はイニシャルサッポロ。
夕食のお店もすすきのだったので歩いて行けます。
お店についてみると、イニシャルサッポロは行列がありませんでした。
空いててラッキーと思ったら、一度店内を経由して外階段に並ぶ方式とのことで、結局並ぶことに。
外階段は結構寒いです。
前日の佐藤に比べると、外国人のお客さんは少なく行列も短かったです。
注文してから商品が出てくるまでも比較的スムーズでした。
この日はバナナメインのパフェ。
シメパフェの後は、腹ごなしに宿まで20分ほど歩いてカロリー消費。
4日目:二条市場・雪まつり
4日目は札幌旅行最終日です。
チェックアウトぎりぎりまでゆっくりしてから出発。
荷物預け@札幌駅
大きな荷物が邪魔なので、一度札幌駅に行きコインロッカーに荷物を預けることにしました。
コインロッカーの数は多いものの、それ以上に利用者が多いようでほとんど空きがなく、東豊線の改札近くまで歩いてようやく預けられました。
最終日の経路によっては、札幌駅ではなく大通公園駅の方がロッカーを確保しやすいかもしれません。
海鮮丼@札幌二条市場 大磯 3号店
最終日の最初のイベントは二条市場で食べる海鮮丼。
二条市場は定番スポット的なイメージがありますが、個人的には初めて訪れました。
観光名所っぽいイメージがあったのですが、海鮮系のお土産を買うか食事をするかくらいしかやることはありませんでした。
外国人観光客がかなり多く、物価は吊り上がってそうです。
どこのお店に行くというあてもなく行ったのですが、整理券式のお店の方が並ばずに済みそうだったので、たまたま通りがかった大磯3号店に入りました。
新規開店して1週間程度の新しいお店でしたが、もともと系列店があるようで味については安心のクオリティ。
満足でした。
雪まつり@大通り公園会場
昼食後は雪まつりへ。
ちょうどこの日が会期の初日でした。
雪まつりは冬の札幌旅行の定番ですが、毎年雪像が変わるのでリピートしても飽きづらいと思います。
まずは二条市場から歩いて近くの大通り公園会場から。
雪像のサイズは大中小とありますが、5基しかない15メートルくらいの幅の大雪像がゴージャスで好きです。
製作陣の本気を感じます。
大体途中で飽きることが多いのですが、今回は1丁目から11丁目まで全部歩いてみました。
かかった時間は1時間半くらい。
地面が滑りやすいこともあって、結構足が疲れます。
カフェ休憩@すすきの駅のスタバ
大通公園会場の後は、すすきの会場に地下鉄で移動します。
乗車ルートは、西11丁目駅から大通公園駅で乗り換えてすすきの駅まで。
結構歩いて疲れたのでスタバで小休憩を挟みました。
雪まつり@すすきの会場
休憩して外に出たら暗くなっていました。
大通会場には雪像が並んでいるのに対し、すすきの会場は氷像が並んでいます。
大通会場が11ブロックあるのに対し、すすきの会場は4ブロックでコンパクトですぐに見終わりました。
氷なだけあってキラキラ感があり、雪像とは違った良さがあります。
えびみそラーメン@えびそば一幻総本店
札幌での最後の食事は、えびそば一幻総本店へ。
ここも食べログ高得点です。
札幌のラーメンといえばみそラーメンなので、えびが主役のこのお店は旅行客にとってはちょっと定番から外れるかもしれません。
すすきのからは10分くらいだったか、少し遠く感じるものの歩いていけました。
店内の待ちスペースも15人分ほどあるのですが、それでも店の外まで行列があり、人気のほどがうかがえます。
えびそばの名の通り、濃厚なえびを感じられるラーメンで特にスープがおいしかったです。
雪まつりライトアップ@大通り公園会場
札幌旅行最後のイベントとして、雪像のライトアップを見に行きました。
飛行機の時間がぎりぎりだったのでえびそば一幻からは早歩きで移動。
時間の都合で駆け抜けるように見ただけでしたが、ライトアップされると昼と全然印象が違うので、もはや別のイベントです。
作品によってはプロジェクションマッピングが上映されるのですが、それもとてもいいです。
雪像の形をうまく使っているなと、毎度工夫に感心します。
この後は早足でコインロッカーの荷物をピックアップし空港に行き、無事に帰りました。
あえて避けた札幌旅行の定番スポット
ここからは、今回の旅行であえて避けた、札幌の定番観光スポットを紹介します。
まだ行ったことがない人は行ってみてもいいと思います。
札幌ビール園
今回のプランでは、サッポロビール園は外しました。
サッポロビール園はレストランと博物館が一緒になった施設です。
ケッセルホールというレストランは、明治期以来の伝統的な雰囲気の大きなビヤホールで、ジンギスカンとビールをお腹いっぱい楽しめる点が個人的には特に大好きです。
今回はかまくらジンギスカンがあるので外しました。
かまくらジンギスカンは食べ放題ではないので食べ過ぎになりにくく、北海道の他のグルメを楽しむ余地ができる点がよかったです。
元祖さっぽろラーメン横丁
元祖さっぽろラーメン横丁も今回の旅行では通過するだけにとどめました。
以前、コロナ渦中に訪れた際は、お店によっては行列もなくて、気軽にはしごできました。
今は外国人向けにも観光地化しすぎてしまっているようで、どのお店も行列に並ばないと入れなさそうです。
おいしいラーメンを楽しむというより、ラーメン横丁という場所を楽しむところになっている気がします。
さっぽろテレビ塔
さっぽろテレビ塔は札幌の代表的な展望スポットですが、今回のプランでは藻岩山の展望台に上っているのでスキップしています。
ただ、さっぽろテレビ塔ならではのメリットとして、アクセスの良さがあります。
藻岩山山頂までは市内中心部から1時間くらいかかるので、時間がないけど景色を見たいという場合の代替候補になってくると思います。
雪まつりの大通会場の起点にもなっているのでアクセスもしやすいです。
また、札幌駅直結のJRタワー展望室T38というところも、テレビ塔と同じ料金でより高いところから景色を見られるようなので、こちらも展望スポットの候補になります。
札幌市時計台
札幌市時計台は以前行ったこともあるので、プランから外しました。
日本三大がっかり名所と揶揄される場所なので、暇なら行ってもいいかなくらいの感じです。
行きたかったけど行けなかった場所
定山渓温泉
今回のプランでは小樽でかまくらジンギスカンに参加しましたが、定山渓温泉にもかまくらジンギスカンがありました。
定山渓の豊平峡温泉というところでやっています。
温泉も楽しめそうなのでとても気になったのですが、日帰りで参加するには交通の便が悪そうだったので見送りました。
こちらに参加するなら、定山渓に宿を取らないと厳しそうです。
小樽と豊平峡温泉では、かまくらの大きさが結構違います。
小樽では定員6人程度ですが、豊平峡温泉では20人程度入れそうです。
個人的には今回参加した小樽のかまくらの、プライベート感・ひっそり感がよかったです。
余市ウイスキー蒸留所
余市のウイスキー蒸留所見学はとても興味があったのですが、予約しようとしたタイミングですでに満席になっていたので断念しました。
一応空きはあったのですが午前9時の回でした
札幌の宿から小樽のさらに先の余市に9時に着くように移動するのは結構しんどい。
蒸留所見学は、なるべく早めに予約を取った方がよさそうです。
まとめ
札幌旅行で実際に行ってみたコースと、ほかに検討したスポットを紹介しました。
これから札幌旅行を考えている人の参考になればと思います。
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