佐賀県・呼子の半日観光モデルコース

呼子大橋 国内旅行
呼子大橋

このページでは佐賀県・呼子の半日観光のモデルコースを紹介します。

佐賀県・山口県を3日間プラスアルファで旅行した際の経験をベースにしており、こちらは前半にあたる佐賀県編です。

私は47都道府県すべてに行ってみたいと思っているのですが、佐賀県・山口県が未踏のままになっていたので、それら2つの県をめぐる観光コースを考えてみて実際に行ってきました。
行き先として検討したものの、時間等の都合で行けなかったところも交えて紹介します。

ちなみに、佐賀県と山口県の間にある福岡県は何度か行ったことがあるので、今回はほぼスルーです。

旅のルールとして、佐賀県・山口県どちらでも最低1泊以上して、食事はなるべくご当地名物にトライすることとしています。

この記事で紹介するプランは土日休みの社会人が金曜日に有休を1日取って3連休とし、連休前の夜に飛行機で現地入りする想定の3泊4日のプランになっています。
1日目は移動だけで、実際に観光に時間を使うのは3日間です。

それでは佐賀県・呼子の観光モデルコースを詳しく紹介します。

旅程

1日目夜:佐賀県唐津に移動

1日目は佐賀県に前乗りするための移動日で、観光の予定はありません。

夕方や夜の飛行機で佐賀空港に飛び、唐津のあたりの宿に泊まります。
人によっては定時まで仕事をしてからでも動ける日程です。

今回、どうせなら行ったことのない空港に行ってみようと思って佐賀空港に飛びましたが、佐賀行きのちょうどいい便がない場合は、より便数の多い福岡空港から唐津に行ってもいいと思います。
唐津に行く場合、福岡空港からでも佐賀空港からでも所要時間は5分程度しか変わらないようです。

あらかじめ唐津に移動しておくのは、翌日の朝、呼子の朝市に行くためです。
宿の取りやすさと、呼子への移動のしやすさのバランスを考えて、宿を唐津にしました。

1日目宿泊:ビジネスホテル宙@唐津

羽田から佐賀へ最終便で飛ぶと、佐賀から唐津の鉄道移動も終電となり、唐津につく頃にはほぼ0時になります。
宿探しの条件として、遅い時間でもチェックインできるという点が重要になりますが、そこをクリアしていたのが、今回泊まったビジネスホテル宙でした。
典型的なビジネスホテルと思いきや、サービスが充実していて気に入ったので紹介します。

  • 大浴場がある
    一番気に入った点は、大浴場があることでした。部屋の小さい浴槽ではなく、がっつりたっぷりのお湯に浸かれるというのは満足度がとても高いです。
    しかもサウナまでついています。昨今のサウナのようにととのいスペースはありませんが、それでも十分です。
  • マンガが読める
    次によかったのはマンガが読めるという点です。大人の身長くらいの棚が7列ほど並んでおり、2,000冊くらいありそうな感じ。ジャンプ系をはじめとしたメジャー作品も多くて飽きません。
唐津・ビジネスホテル宙のマンガコーナー
唐津・ビジネスホテル宙のマンガコーナー
  • 朝食が無料
    よかったところ3点目は、無料で朝食がついている点です。朝食分も料金に含まれていると考えると実はお得ではないのかもしれませんが、普段素泊まりばかりなので、久しぶりに朝食をとることができました。ハンバーグや焼き魚といった感じで、おかずが充実していてよかったです。
唐津・ビジネスホテル宙の朝食
唐津・ビジネスホテル宙の朝食

こちらのビジネスホテル宙ですが、私が予約したタイミングでは楽天トラベル経由が最安値でした。

2日目朝:呼子朝市

2日目の朝は呼子朝市に向かいます。

呼子の朝市は、日本三大朝市の一つにも数えられることもあるようです。
ただこの定義が曖昧で、石川県輪島市の輪島朝市、千葉県勝浦市の勝浦朝市は共通して含まれますが、三番目が岐阜県高山市の宮川朝市だったり、今回の呼子朝市だったりするようです。
まあ、三大朝市に含まれるかどうかはともかく、日本では有名な朝市の一つということです。

呼子朝市通り
呼子朝市通り

朝市で食べ歩きをするつもりの方は、朝食は食べないか軽めにしておくことをおすすめします。
私の場合、久しぶりのホテルの朝食に浮かれてがっつり朝食を食べてしまって失敗したと思いました。
しかし、朝市が思いのほか寂れていて食べ歩きする雰囲気にならず、朝市では何も食べなかったので結果オーライでした。

唐津から呼子へのアクセスはバスを使います。
唐津駅の北の方へ5分ほどのところに唐津バスセンターがあり、そこから呼子行きのバスが大体1時間に2本程度出ているようです。
乗車時間は30分程度で料金は760円。Suicaも使えるので便利です。

呼子の朝市は、呼子のバスターミナルから歩いて2,3分程度の通りで、元旦以外は毎日開かれているようです。
最も賑わうのは9:00-9:30くらいだそうで、その時間をめがけてバスの時間を選びました。

さて、実際に金曜日の朝9時頃に呼子朝市通りに行ってみました。
正直な感想としては、思ったよりだいぶ寂れているという印象でした。
開いている露店が10-20店舗程度で、お客さんは20組前後といったところ。
今回は金曜日に行きましたが、もしかしたら土日祝日の方が賑わっているのかもしれません。
佐賀県の観光は呼子朝市に期待していたのですが、ちょっと残念でした。

2日目午前:七ツ釜遊覧船イカ丸

呼子朝市を見た後は遊覧船に乗ります。
毎時30分に出航しており、所要時間は40分ほど。
料金は4,000円でした。

遊覧船の行き先は七ツ釜という、海上の洞窟です。
風や波が落ち着いていれば、船に乗ったまま洞窟入口まで入っていけるようです。
七ツ釜という名は、釜のような洞窟が七つ並んでいることから名付けられたそうで、柱状節理という規則的な岩の形を見ることができます。

柱状節理といえば、今回の一つ前の旅行先の福井の東尋坊も柱状節理で有名なところでした。

遊覧船に乗ってみた感想としては、期待以上でとても楽しかったです。
乗ったタイミングが満潮に近いようで海面が高く、船のまま洞窟に入っていったところ、頭上の手の届きそうなところに岩の断面が迫っており、大迫力でした。
時間やお金に余裕のある方は、ぜひ乗ってみてほしいです。

唐津・七ツ釜
七ツ釜

2日目午前:呼子周辺サイクリング

遊覧船の次は、サイクリングをすることにしました。

呼子のバスターミナルでたまたま広告を見つけたのですが、ターミナル近くの木屋おみやげ店というお土産屋さんで、電動自転車を2時間無料でレンタルすることができます。

もともとの予定では、呼子からさらにバス(乗り合いのジャンボタクシー)に乗って呼子大橋の方に行きランチにする予定だったので、電動自転車で移動の自由度が上がり、しかもそれが無料というのは願ってもない好条件です。
しかもこの日は朝こそ雨だったものの、そこからどんどん天気が良くなってきていて絶好のサイクリング日和でした。

サイクリングコースは以下の通りで、自転車のレンタル時間の2時間にちょうど収まって充実したものになりました。

  • 海岸線に沿って呼子大橋に向かう
  • 呼子大橋までの途中で見つけた展望台に上る
  • 呼子大橋を渡って対岸の島まで往復
  • 呼子大橋の呼子側で橋の下に降りて弁天遊歩橋を往復
  • 呼子大橋近くのレストラン「海中魚処萬坊」で呼子いかのランチ
  • 呼子に戻り自転車を返却

展望台は5分ほどで往復できました。展望台には遊具のような設備があってさらに高いところに行けるのですが、天井が低かったり、床が抜けていたり、てっぺんからの景色も開けていなかったりとがっかりな感じです。逆にB級クオリティを楽しむという点ではありかもしれません。

呼子・展望台入口
呼子・展望台入口
呼子・展望台
呼子・展望台
呼子・展望台の床抜け
呼子・展望台の床抜け

一方、呼子大橋は見ためも綺麗で大きくて立派であり、さらに、自転車で風を感じながら渡ると気持ちよかったりと、とてもいいところでした。

呼子大橋
呼子大橋

呼子大橋の下の弁天遊歩橋も朱色の欄干が空と海の青に映えて、歩いていて気持ちいいところでした。

呼子大橋・弁天遊歩橋
呼子大橋・弁天遊歩橋

たまたま見つけたレンタサイクルでこんなに満足できるとは思ってもみませんでした。
レンタルの台数は限られているようですが、機会があれば利用することをおすすめします。

2日目昼食:呼子のイカ@海中魚処萬坊

サイクリングの途中で昼食をとりました。

行き先は「海中魚処萬坊」というところです。
ここは海に浮かんだ珍しいレストランで、地下の座席では窓から海中が見えます。
海上の立地だったり海中の座席だったりと、エンタメ重視のレストランのように見えますが、季節ごとの呼子のイカをいただくことができて、味もしっかりしているところです。

海上レストラン・海中魚処萬坊
海上レストラン・海中魚処萬坊
海中レストラン・海中魚処萬坊
海中レストラン・海中魚処萬坊

ここではいかコースというコースメニューを注文しました。
いかしゅうまい、いか活き造り、下足の天ぷらといった、いか料理をまとめて食べられます。
特にいかの活き造りはインパクト抜群で、食べている最中まだ時々ピクピク動いたりします。

いかしゅうまい
いかしゅうまい
いか活き造り
いか活き造り
下足の天ぷら
下足の天ぷら

日によっては並んだりもするようですが、行った日が平日だったからか並ぶことなくスムーズに着席できてよかったです。

2日目午後:下関に移動

いかのランチで佐賀県・呼子の旅は終わりです。

まだ佐賀・唐津付近を楽しみたい場合は、唐津に戻った後唐津城に行ってみるのもいいかもしれません。

実際にはこの後は、呼子のバスセンターに戻って自転車を返し、唐津までバスで戻り、唐津から次の目的地の下関まで鉄道で移動しました。
下関での予定の都合上、鉄道移動の際、博多から小倉までは新幹線を利用して時間短縮を図っています。

下関以降については別記事に続くので、興味のある方はそちらもご覧ください。

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