【香港・北京・ローマ旅行記】ヴィットリアーノとヴェネツィア広場

ヴィットリアーノ イタリア
ヴィットリアーノ

ローマ中心にあるヴィットリアーノとヴェネツィア広場を紹介します。

中心部にあるので、立ち寄らないとしても、ローマを観光するなら目にすることがあるんじゃないかと思います。

ヴィットリアーノ

ヴィットリアーノとは

ヴィットリアーノには展望台目当てで訪れました。

とりあえず高いところには上ってみたいので。

で、後からヴィットリアーノというものについて調べてみました。

ヴィットリアーノというのは愛称で、本当は「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂」と言います。

このヴィットーリオ・エマヌエーレ2世は、イタリア統一を成し遂げた人で、その記念堂として1911年に建築されました。

個人的には、イタリアって都市国家の集合体であって、イタリアという国に対してはあまり帰属意識が無いんだと思っていました。

実際、ヴィットリアーノ以外ではイタリアの国旗はあまり目にすることがなかったような気がします。

ただ、ヴィットリアーノはさすがにイタリア統一を記念する意味もあって、イタリア国旗が高々と掲げられています。

ちょっと他の観光名所とは異質な気がしました。

ヴィットリアーノへの行き方

ヴィットリアーノは後述するヴェネツィア広場のすぐそばにあるので、ヴィットリアーノへ行く際は、ヴェネツィア広場を目指しましょう。

テルミニ駅からバスで行く場合、40番、170番、492番あたりがヴェネツィア広場を通るようです。

地下鉄だと最寄りはB線のColosseo駅です。

駅から1キロ程度離れているので最寄りというのも微妙ですが。

時間が合うならコロッセオフォロ・ロマーノとセットで行くのもいいと思います。

私もそうしましたが、移動時間が少なくて済むのでローマを効率的に回るのに有効です。

ヴィットリアーノの外観

そろそろヴィットリアーノに入ります。

フォロ・ロマーノの方から来たので、建物に向かって左側から近づいていきます。

ヴィットリアーノ
ヴィットリアーノ

かなり大きいです。

結構離れた位置にあるはずのサン・ピエトロ大聖堂の展望台からも見えました。

ヴィットリアーノの噴水

ヴィットリアーノの階段下には左右に噴水があります。

ヴィットリアーノ
ヴィットリアーノ

こちらは左側の噴水で、アドリア海を表しているそうです。

右側の噴水はティレニア海を表しています。

アドリア海はよく聞きますが、ティレニア海はピンと来ませんでした。

調べてみたら、イタリア半島西側の海域のことを指すということです。

アドリア海はイタリア半島東側に広がっているので、2つの噴水がイタリアから見て東西の海をそれぞれ表しているということですね。

上の写真の噴水の、どのあたりがアドリア海を表しているのかはよくわかりませんでした。

アドリア海といえばクロアチアのドゥブロブニクにすごく行きたい。

後は紅の豚のイメージ。

ヴィットリアーノの衛兵

ヴィットリアーノに入るべく、さらに近づいていきます。

ヴィットリアーノ
ヴィットリアーノ

階段下から眺めたヴィットリアーノ。

左右対称で立派です。

中央の騎馬こそまさに、この記念堂の趣旨であるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世です。

たくさんの人がいて賑わっていて、いかにも観光地でした。

騎馬像の下には衛兵が。

ヴィットリアーノの衛兵
ヴィットリアーノの衛兵

衛兵といえば衛兵交代の儀式で、台湾やロンドン、ブダペストなんかで見ましたが、ここローマのヴィットリアーノでは特に衛兵交代の儀式は無さそうでした。

またもや個人的な偏見ですが、イタリア軍は弱いイメージがあるので、彼らが長時間ずっと立ってじっとしてられるのかが気になります。

リソルジメント博物館

ヴィットリアーノ内部へ行きます。

展望台だけ行く予定でしたが、人の流れに沿って進んだらなぜか博物館へ行ってしまいました。

博物館にはイタリア国旗ばかりたくさん展示されていました。

ヴィットリアーノの博物館
ヴィットリアーノの博物館

訪れた当時はヴィットリアーノのことをよく知らなかったので、イタリア国旗がたくさんあるなという程度の認識でした。

後から調べてみて、イタリア統一を成し遂げたヴィットーリオ・エマヌエーレ2世を記念しているということがわかると、イタリア国旗ばかりということにも納得です。

ちなみに博物館の名前になっているリソルジメントですが、このイタリア語はイタリア統一運動という意味です。

カタカナだと理解できませんが、その言葉の意味を知ると、やはりこの建物の趣旨が見えてきます。

ヴィットリアーノの中段

博物館を出て上に進むと、中段あたりで外が見えました。

ヴィットリアーノ
ヴィットリアーノ

騎士像の背中越しにヴェネツィア広場を見下ろせます。

ヴェネツィア広場の植栽はイタリア国旗を模しているんですね。

建物側を振り返ると、立派な柱が並んでいます。

ヴィットリアーノ
ヴィットリアーノ

こういう円柱ってローマ的なイメージがあります。

ヴィットリアーノの展望台

いよいよ展望台に行きます。

展望台へは建物の裏側に専用のエレベーターがあります。

料金は10ユーロでした。

展望台からヴェネツィア広場の方を見下ろしてみます。

ヴィットリアーノの展望台からの風景
ヴィットリアーノの展望台からの風景

街並みが魔女の宅急便を彷彿とさせます。

反対側にはコロッセオやフォロ・ロマーノ。

ヴィットリアーノの展望台からの風景
ヴィットリアーノの展望台からの風景

この日は朝イチでコロッセオに行き、その後フォロ・ロマーノを見て、ヴィットリアーノの展望台に上った頃には夕方になっていました。

それらがすべてこの場所から見下ろせます。

たった1キロ程度の距離を見て回るだけで1日が経ってしまっていて、ローマという街の観光資源の豊富さを思い知らされました。

ヴィットリアーノの一番上には天使のような像。

ヴィットリアーノ
ヴィットリアーノ

太陽を背にして逆光で、やたらと神々しく見えます。

展望台自体はこんなところです。

ヴィットリアーノの展望台
ヴィットリアーノの展望台

眺めは確かにいいのですが、周りに障害物が多いです。

そのため、ローマを見下ろす展望台としては、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラの方が個人的には好きです。

サン・ピエトロ大聖堂に行った話はこちらからどうぞ。

ヴェネツィア広場

ヴィットリアーノを出たら、すぐ目の前のヴェネツィア広場にも行ってみました。

ヴェネツィア広場
ヴェネツィア広場

なんとなく広場の中央に行ってみましたが、意外とただのロータリーって感じで、特別な感情は湧いてきませんでした。

ローマの交通の中心地だけあって、さすがに交通量は多いです。

植栽は上から見るとイタリア国旗を模していることがよく分かりますが、それを踏まえてみると確かに地上から見てもイタリア国旗です。

あらかじめイタリア国旗であることがわかっていないと、ぱっと見ではわからないかもしれません。

まとめ

ヴィットリアーノとヴェネツィア広場を紹介しました。

イタリア統一というのがこの場所を理解するためのキーワードです。

関連する旅行記がこちらに目次としてまとまっているので、ぜひこちらも見てみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました