地上絵で有名なペルーの町、ナスカの紹介の3回目です。
今回はミラドールというものを紹介します。
ナスカその1~ナスカへの行き方、町の様子、食べ物について
ナスカその2~地上絵遊覧フライトについて
地上絵をミラドールから眺める
ナスカの地上絵は、セスナに乗って空から眺めるのがメインです。
しかし、楽しみ方はそれだけではありません。
地上で、地上絵に限りなく近くから見ることができます。
その場所こそ今回の記事のメインテーマの、ミラドール(mirador)です。
ミラドールとは
ミラドールとは、ナスカの地上絵を見るために建てられた鉄塔です。
今は観光用途がメインですが、建設当初は学術的な利用がメインだったんでしょうか。
パンアメリカンハイウェイのすぐそばに建っています。
このハイウェイはペルーの首都リマからナスカに陸路で来るときにも、ほぼ間違いなく利用される道路です。
そのため、移動の車中からも見ることができます。
正面から見るとこんな感じです。
すぐそばではお土産が売られています。
買う気がなかったので値段のチェックもしていませんが、商売上手ですね。
ミラドールを横から見ると、本当にただの鉄塔です。
近くで見るとこうです。
本当にただの鉄の骨組みで最低限の手すりしか無いので、上り下りの際は少しだけ勇気がいります。
ミラドールへの行き方
ミラドールへは、ナスカから車で行くのが一般的です。
車で20分から30分くらいの距離です。
私の場合は、ホテルで車をチャーターしてもらって行きました。
36ドルかかりましたが、今思えばぼったくり価格だったかもしれません。
ナスカのフライトの予約と同時に手配したので、安く思えてしまったのがよくなかった。
ナスカのホテルは地上絵観光を売りにしているので、どこのホテルでも車をチャーターできそうな気がしますが、ホテルで手配できなかったら、タクシーと交渉することになるのでしょう。
ミラドールの料金
ミラドールに上る際は、見学料が必要になります。
私が行った2016年の時点では3ソルでした。
その時点で最新の地球の歩き方には、2.5ソルと書いてあったような気がするので、結構な勢いで物価が上がっているのかもしれません。
ミラドールから見える地上絵
ミラドールからは、「木」と呼ばれる地上絵と「手」と呼ばれる地上絵が見えます。
こちらは「木」。
こちらは「手」。
事前に、地上絵は線がはっきりしていないという情報を得ていたので、かなりぼんやりしたものを想像していたのですが、思ったよりもくっきりと見えるのだなという印象でした。
この時は夕方ちょっと前くらいでしたが、ミラドールから地上絵を見る際は、夕方の方が線が見えやすいと聞きます。
おそらく、日が傾いて影がわかりやすくなるからでしょう。
荒野の景色
実は、ミラドールに上ってもっとも感動的だったのは、地上絵ではなく荒野の景色でした。
草木のない乾燥した荒野が青空の下にどこまでも広がっている、日本では絶対に見られない景色です。
道路側の景色も好きです。
こちらは、荒野の中にただ1本の道路がまっすぐ通っているだけなのですが、道路があることで、余計に南北アメリカ大陸の広大さを感じます。
イージーライダーという映画を思い出すのは私だけではないはず。
私が上ったタイミングでは他に誰も上っていなかったので、この景色を独り占めできて本当に最高の気分でした。
1人で行くのも悪くないものです。
まとめ
ナスカのミラドールについて紹介しました。
荒野の景色が個人的には1番のお気に入りです。
ナスカの旅、続きはこちら。
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