【島根県旅行記】石見銀山と温泉津温泉を巡る旅行プラン【石見銀山編】

石見銀山 島根県
石見銀山

島根旅行の際、石見銀山に行ってきました。

松江を拠点にする場合、石見銀山と温泉津(ゆのつ)温泉をセットにするとちょうどいい感じだったので、その時のプランや実際の様子を記事にしてみます。

この記事ではまず石見銀山についての紹介です。

石見銀山世界遺産センター、龍源寺間歩、大森地区を回りました。

なお、温泉津温泉についてはこちらの記事です。

石見銀山への行き方

松江を拠点に石見銀山に行くにあたって、レンタカーという選択肢もあるようですが、今回は移動手段としてJRとバスを移動しました。

松江駅から大田市駅まで、JRの特急で2320円。

鈍行の方が安くていいと思ったのですが、特急を見送ると次の鈍行まで1時間ほど待ちそうだったので、特急で移動しました。

島根は列車の本数が少なく、通勤時間帯でも1時間に4本程度なので、列車移動する場合は本当によく考えて行動する必要があります。

列車で大田市まで来た後は、駅からバスで移動です。

大田市の駅から世界遺産センターまで750円。

バス停に並んでいると、観光案内の方がわざわざ来て無料の地図を配って、銀山周辺の簡単な回り方を説明してくださいました。

すごく親切で素晴らしいです。

石見銀山世界遺産センター

銀山見学にあたって、事前に知識を仕入れるため、世界遺産センターに行きました。

銀山見学に来る人の半分も来ていないようで、人が少なくゆっくりと見学できます。

人は少ないですが、展示は充実しているので勉強になりました。

個人的にいくつかお気に入りの展示があり、その一つが、一番最初の展示である銀をめぐる大航海時代の貿易・交易の様子です。

中南米の銀山や、かつて訪れたベトナム・ホイアン等、遠く離れた世界遺産同士がかつてお互いにつながっていたということが分かって、歴史の面白さを感じました。

大航海時代とか中世の交易っていうのはもっと深く勉強してみたいものです。

狼と香辛料をまた読みたい。

ベトナム・ホイアンについて興味のある方はこちらの記事もどうぞ。

もう一ついいなと思ったのが、銀を精製する様子が分かる仕掛けです。

ビデオを流すと、それに合わせてそれぞれの作業をする人形に順番にスポットが当たって、順序立てて理解できるようになっています。

交易の展示が社会だとすれば、こちらは理科ということになります。

銀山のことを解明するためには広範な知識が必要であるということを示していて、物事を探求することの面白さを垣間見ました。

龍源寺間歩へ移動

銀山について知識を仕入れた後は、いよいよ実際の見学に向かいます。

かつての銀山として常時見学可能な唯一のスポットが龍源寺間歩。

間歩というのは鉱山の坑道のことを指します。

まずは、世界遺産センターからバスで大森地区まで戻りました。

大田市駅から銀山のあるエリアまでのバスは本数が少ないですが、銀山周辺エリアに限れば15分ごとにバスが出ているので、利用しやすいです。

大森まで200円。

大森バス停を降りるとすぐそばに貸自転車弥七さんがあるので、そこで自転車を借りました。

龍源寺間歩までは車やバスで行くことはできません。

徒歩・自転車・人力車のどれかで行くことになるのですが、時間と値段的にバランスのいい自転車を利用しました。

龍源寺間歩までは上り坂がつづくので、おすすめは電動自転車。

2時間で700円ですが、龍源寺間歩に加えて、大森地区をざっと回っても時間は十分でした。

龍源寺間歩

貸自転車屋さんから自転車で数分。龍源寺間歩の近くまでやってきました。

駐輪場で自転車を止めて、最後は徒歩移動です。

駐輪場周辺の写真。

石見銀山
石見銀山

右手側に向かって進んでいき、間歩を通り抜けて帰りは正面の道から下りてきます。

来た道を振り返ります。

石見銀山
石見銀山

この日は天気も良く、のどかな道を走るのは気持ちよかったです。

何より、帰りの下り坂を自転車で進むときの風が最高でした。

龍源寺間歩の入口。

石見銀山
石見銀山

この右手に小屋があり、そこで見学料410円を支払います。

なお、銀山周辺の観光施設は電子マネーのWAONとコラボしていて、WAONで支払うと安くなるので、持っている人は持参するといいでしょう。

入口クローズアップ。

石見銀山
石見銀山

上にちょこんと乗った祠のようなものがかわいいです。

崩落を防ぐ木の支えがあります。

アメリカビーバーも、あの支えが大事だって言ってました。

中に突入。

石見銀山
石見銀山

地面は舗装されているのか、地下水が垂れているようなところでも滑りません。

見学用に電気が来ているので、真っ暗になるようなところもありません。

中の気温は6℃程度。

石見銀山
石見銀山

天然の冷蔵庫といった感じで、ひんやりします。

最低限の防寒はしていきましょう。

途中までは細くてくねくねした道が続きます。

石見銀山
石見銀山

当時のノミの跡がそのまま残されているというのが魅力の一つですが、素人が見てもその点はよくわかりません。

詳しく知りたければガイド付きのツアーに参加したほうがよさそうです。

途中から道の様子が変わります。

石見銀山
石見銀山

坑道の作られた時代が違うという理由だったか、急に広くてまっすぐな上り坂になります。

坂を上ったらまもなく出口。

石見銀山
石見銀山

出口の方が立派です。

間歩を出たら左に向かい、道なりに坂を下ると駐輪場に戻ってきます。

大森地区

間歩を見学した後は、かつて銀山の発展とともに栄えた大森地区を見て回ります。

貸自転車の返却時間に余裕があったので、そのまま自転車で回りましたが、結果的に正解でした。

というのも、町並みは情緒があるのですが、見学スポットがたくさんあるわけではないので、徒歩だとちょっと飽きるだろうと思います。

大森地区の町並み。

大森地区
大森地区

かつての姿がそのまま保存されているような感じはしますが、活気だけは再現できません。

当時どれほど賑わっていたかというのが目で見て分かると面白そうです。

訪れたのは3月の晴れた日曜日でしたが、人が少ないです。

大森地区
大森地区

ひたすらにのどかです。

大森地区。

大森地区
大森地区

現地の方でも観光客でもいいので、もう少し人が多いといいのですが、いかんせん都会からのアクセスは悪いです。

石見銀山周辺の食事事情

大森地区をざっと見て回り、昼食を取ることにしました。

石見銀山周辺・大森地区は食事処が少ないので、訪れる人はこの点特に注意してください。

今回は大森地区の入口付近の「うめの店」というところでいただきました。

素朴な雰囲気のお店で、結構おいしかったです。

大田市駅へ

自転車を返却した後は、となりのバス停からバスに乗り、大田市駅に戻ります。

バス停はこんなところ。

大森地区
大森地区

駅に向かうバスは1時間に1,2本程度だった気がします。

島根の旅の基本は、交通機関の時間を意識することです。

あるいは、レンタカーで移動したほうがいろいろ効率がいいかもしれません。

続きの温泉津温泉編はこちらから。

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