先日の旅行で、香港を街歩きする機会がありました。
香港は、日本から地理的には近い位置にありながら街の雰囲気が日本と結構異なるので、初めて訪れる日本人にとっては、街並みすべてが物珍しくて面白いのではないかと思います。
とはいえ多くの人にとっては、旅行中の時間は限られています。
何にも頼らずぶらぶら歩いて面白いものにあたるというのも楽しみですが、そうもできません。
そこで、どのエリアがどんな風に面白いかという点の参考になる本を1冊紹介します。
それがこちら。
あまり厚くない適度なボリュームです。
旅行中持ち歩くこともまあできるかなってサイズ感。
中は写真が多く、旅行前に眺めればここに行ってみたいなと思う場所がきっと見つかります。
旅行後に見返せば、こんなところ行ったなと、思い出がよみがえります。
巻頭部分で香港の概要をイラストで紹介しているところもなかなか面白い。
ユニークなのは、エリアではなく時間帯でページを分けて紹介しているという点。
街歩きのカタログのようになっています。
紹介されていたところに実際行ってみました。
シンフォニー・オブ・ライツ
紹介されていたような鮮やかな写真は取れませんでしたが、香港に来たことを実感できました。
ヴィクトリアピークからの夜景
シンフォニー・オブ・ライツの時は、九龍半島側から南にある香港島を眺めていましたが、それとは逆で、別の日の夜に香港島の山の上から麓と九龍半島を見下ろしています。
東京にだってビルは同じくらいあるはずですが、それをこんな近くの山の上から見下ろすことはできません。
香港の夜景が100万ドルといわれるのは、それを見ることができるからこそなのではないかなと思います。
インスタグラム等で話題のSF風マンション
こんなに住居がぐちゃぐちゃに密集して、無秩序に上へ上へと伸びているのは、香港ならではの景色です。
竹の足場
これは写真ではなく巻頭のイラストで紹介されていたものです。
日本だと鉄骨の足場を組みますが、香港ではどんな高層マンションでも竹で足場を組めちゃうようです。
軽いし、香港特有の高湿度にも強そうだし、合理的といえばそうなのかもしれません。
結構いろいろなところで工事をやってたりするので、適当に歩けば見られるものです。
牛乳プリン
プリンというと冷たいイメージですが、香港では温かいものが主流です。
小さい頃にホットミルクを飲んだ時のような優しさを感じました。
鶏蛋仔
香港では読み方は分かりませんでしたが、鶏蛋仔と書いてガイジャンタイと読むようです。
ベビーカステラがつながったような感じですが、意外にもパリパリの食感。
そのままかじりつくこともできますし、1粒ずつもぎながら食べることもできます。
時間が経つと冷めて湿気ってまずくなるので、早めに食べましょう。
春秧街
春秧はチュンヨンと読むそうです。
露店の隙間を香港特有の2階建てトラムが走り抜けます。
露店の隙間を走るというより、トラムぎりぎりまで露店が出店してきてるという方が正しいでしょうか。
このごちゃごちゃかんはとても香港っぽいと思います。
まとめ
ここでは定番スポットをメインに紹介しましたが、本の中ではマイナースポットも数多く紹介されており、また、時間帯でページを区切っているだけあって、食事の情報も充実しています。
地球の歩き方やるるぶとはひと味違った街歩き体験のために、おすすめの1冊です。
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