この記事は、熊野三山を巡りながら紀伊半島を1泊かけて回った鉄道旅の記録です。
関東から大阪に行く用事があったのですが、ただ向かうのもつまらないなと思って、行ったことのなかった和歌山への初上陸も兼ねて熊野三山を回りました。
名古屋・東京方面から大阪方面に旅行する際、プラス1泊で楽しめるので、そんな機会がある方はぜひ参考にしてみてください。
それでは始まります。
関東から和歌山県へ
今回の旅は関東から始まりました。
新幹線を名古屋で降り、JRで新宮駅へ向かいます。
諸事情で松阪に寄る用事があったので、松阪牛の駅弁でエネルギーをチャージ。
新宮駅についたのは13時過ぎでした。
都内発なら結構ゆとりのあるプランだと思います。
熊野三山①熊野本宮大社
最初の目的地は熊野本宮大社。
新宮駅のロッカーに荷物を預けて軽装になり、バスで50分ほどかけて新宮大社前停留所で下車。
まさに神社といった、立派な佇まいの鳥居、参道、社殿です。
これだけでも素晴らしいですが、すごいのはこれから。
参道を戻り10分ほど歩くと、大鳥居が現れます。
そもそもが日本一の高さなのに、そんなものが田んぼの中に現れるというのがインパクト抜群です。
周囲に高さのある人工物が少ないので、被写体としても最高。
熊野本宮大社はまだまだ見るべきところがあります。
林を抜け、河原に下り、土手道を歩き、井戸を拝む。
滞在時間は1.5時間ほどでしたが、密度が高く充実感がありました。
帰りはまた熊野本宮大社のバス停に戻り、次は熊野速玉大社を目指します。
熊野三山②熊野速玉大社
熊野本宮大社から熊野速玉大社に向かう場合、帰りのバスで新宮駅までは行かず、速玉大社前の停留所でバスを降ります。
熊野本宮大社と比べるとマイナーなようで、あまり下車する人も多くなく、参拝したタイミングで他のお客さんは2人ほどでした。
静かにゆっくりお参りできるのがいいですね。
帰りは新宮駅まで歩くと15-20分ほど、バスなら5分ほど。
駅のロッカーで荷物を回収しふたたび鉄道旅。
夕食:まぐろ
今回の宿の最寄駅は紀伊勝浦駅。
まぐろ料理が多彩で、温泉旅館もあるという、なかなかいいところです。
18時半ごろに宿にチェックインし、夕食に向かいます。
紀伊勝浦駅近くの勝浦漁港は、はえなわ漁法による生鮮まぐろの水揚げが日本一なんだそうです。
そんな事情があってどこのお店でもまぐろを推してます。
この日食べたのは、お刺身、まぐろの竜田揚げ、カマ焼き、まぐろグラタンというまぐろ尽くしでした。
居酒屋でお酒を飲みながらだったので大満足。
温泉と宿泊:紀伊勝浦
夕食の後は温泉に向かいます。
紀伊勝浦駅周辺は温泉のない宿もあるようですが、私が泊まったのもそのタイプ。
そんな時は日帰り入浴です。
夜の散歩にほどよい距離で気持ちいい。
途中コンビニでアイスを買ったりしてもいいと思います。
満足度の高い1日を振り返りながら就寝。
熊野三山③熊野那智大社
2日目は熊野三山最後の1社、熊野那智大社に向かいます。
駅前からバスに乗って大門坂バス停で降ります。
そこからはちょっとしたトレッキングで熊野古道を歩きます。
そこまで悪い道ではないですが、ある程度歩きやすい靴推奨。
1時間ほど歩いたら熊野那智大社の本殿に着きました。
神社は山の上にあるだけで随分ありがたみがあるものです。
お参りをしたあとは近くの那智の滝へ。
とても大きい立派な滝で、一段の滝としては落差日本一であり、日本三名瀑でもあります。
近くまで降りて行って下から見上げることもできます。
また、近くのお寺である青岸渡寺の三重の塔に登ると、展望スペース的なところもあるので、そこから眺めることもできます。
滝を楽しんだところで帰ります。
行きは熊野古道を歩きたくて大門坂バス停で降りましたが、帰りは那智の滝前のバス停から乗車して下山。
紀伊勝浦駅に戻ります。
昼食:めはり寿司
昼食は和歌山名物めはり寿司。
紀伊勝浦駅近くの「めはり寿司二代目」へ。
列車の都合もあったので、お持ち帰りにしました。
行列のできる人気店ですが、テイクアウトだと早く出てくるのもちょうどよかったです。
特急くろしおで大阪へ
和歌山を満喫し、紀伊勝浦から特急くろしおで大阪を目指します。
天王寺駅まで3時間45分。
結構時間がかかります。
線路は海沿いを走る区間が多く、時々綺麗な海岸もあったりして気持ちいいです。
海側の座席を取れるといいですね。
まとめ
以上、1泊で和歌山を楽しんだ体験談でした。
大阪に行くついでで楽しめるので、ちょい足し旅行としておためしあれ。
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