香港の旅で外せない、夜景観賞についてのお話です。
ピークトラムでヴィクトリアピークに登り、ピークタワー屋上のスカイテラス428と元祖展望台である太平山獅子亭から夜景を楽しんで、さらに帰りはスターフェリーでも夜景を楽しみました。
ピークトラムについてはこちらの記事を見てください。
今回は、ピークトラムで山頂に上ったところからです。
ピークギャレリア
まずは、ピークギャレリアの展望台に行ってみました。
地球の歩き方によると穴場であるとのこと。
実際行ってみましたが、ピークギャラリアの展望台は全然大したことないです。
肝心の九龍や香港島の中心部の方が見えなくて、香港島南側のようなビルの少ないエリアが見えるだけでした。
この日が曇っていたからかもしれませんが、晴れた日に上ったとしてもそこまで面白いものではないんじゃないかと思います。
たぶんピークギャレリアだったと思うんですが、真実の口のパチモンがありました。
お金を入れて手を突っ込むと手相占い的なことをしてくれるようです。
こちとらローマ帰りで本物の真実の口を見てきたばかりなので、このタイミングでこんなものに遭遇するとかえって面白いです。
ピークタワーのスカイテラス428
ピークギャレリアを退散しピークタワーへ。
ピークタワーのエスカレーター
上へ上へとエスカレーターで上っていきます。
香港でよく思ったのが、エスカレーターの配置が非効率です。
日本だと上ったエスカレーターの先には、折り返す形でさらに上りのエスカレーターがあります。
香港だと、例えばこの写真でいえば、手前側が全部下りで、奥側が全部上りです。
そのため、いちいちぐるっと回って次のエスカレーターに移動するんですが、ずいぶん無駄な動きだなーと思ってしまいます。
シンプルではあるんですけどね。
だったらいっそ互い違いの配置にしないで、上りと下りを並べて作ればもっとシンプルになるのに。
スカイテラス428
そしていよいよスカイテラス428に入りました。
お待ちかねの夜景がこちら。
うーーむ。
曇っている。
本当は晴れているとよかったんですが、しかし曇っているならそれはそれでSFっぽいというか、ブレードランナーっぽくて好きです。
写真はまだましな方で、現地では、目の前が真っ白になって夜景がまったく見えないという状態にもなりました。
ちょっとだけズームしてみました。
香港の夜景を撮るときはどこを切り取るかによって、センスが表れる気がします。
まあ、撮影者のお好みですよね。
スカイテラス428からのシンフォニーオブライツ
ちょうど夜8時近くだったので、シンフォニーオブライツを待ってみました。
尖沙咀のプロムナードから見たら素晴らしかったので、香港島側でもさぞやと思って期待しましたが、残念ながら裏切られました。
スカイテラス428からだと音は無いし、ビルのてっぺんからのレーザーも見えないし、そもそも始まっているのかすらわからないほどです。
言われてみればビルが明滅してるかなって感じ。
シンフォニーオブライツを見るなら、別のところに行きましょう。
香港島でも海沿いなら楽しめるのかもしれませんが、それはいつかまた香港に行ったときにでも確認することとします。
それにしても、スカイテラス428の混雑はものすごいです。
尖沙咀プロムナードでシンフォニーオブライツを鑑賞した時もすごい混雑でしたが、密度でいえばスカイテラス428の方が上だと思います。
スカイテラス428の空いているポイント
混んでるし、曇ってるしで、堪能しきれない感じはありつつもそろそろ退散です。
最後に展望台をぐるっと回ってみました。
そしたらなんと、出口側の方はガラガラです。
香港島の摩天楼群に一番近くて一番眺めのいい、入口奥側だけが異常に混んでいたというわけです。
意外とこのあたりからでも混雑しているポイントと同じ角度で夜景を撮れるので、穴場かもしれません。
太平山獅子亭
スカイテラス428から下りたら、太平山獅子亭の方に行きました。
事前にちゃんと情報を仕入れていたわけではなかったのですが、展望台から見て、下の方に人が集まっている場所があったので、気になって行ってみたのです。
あとから調べてみたら、太平山獅子亭という、元祖展望台とのこと。
そこからの景色はこんな感じ。
この景色は感動でした。
写真で見ると大差ないかもしれませんが、実際には視界の透明度が全然違っていて、スカイテラス428よりかなりクリアに夜景が見えます。
もう1枚。
この日は比較的曇っていた日だとは思いますが、スカイテラス428の上は特に曇り方がひどかったようです。
30-40メートル程度の高さの差だとは思いますが、この差で感動が全然違います。
結論としては、太平山獅子亭からの夜景が一番おすすめです。
スカイテラス428にお金払って上る必要はなかった。
スターフェリー
ヴィクトリアピークを堪能したので、そろそろ帰ります。
帰りのピークトラムも乗車まで60分待ちでした。
やっぱり別の交通手段の方がいい気がします。
ピークトラムから下車したらそこから15Cのバスで中環のフェリーターミナルへ。
15Cのバスは途中でどっと人が下りるのでつられそうでしたが、フェリーターミナルはもう少し先。
スターフェリー乗り場の看板。
スターフェリーって響きがおしゃれというか、すごくいい名前だと思います。
スターフェリーは割と混んでいたんですが、座席をゲットできました。
ただ、すぐに立ち上がることになります。
なぜなら夜景が綺麗すぎるから。
こんな夜景です。
香港で過ごす最後の夜であり、今回の旅としても最後の夜であり、高揚感がありました。
この旅は香港の夜景で始まり香港の夜景で終わるような形です。
もう1枚。
香港島から九龍に向かうスターフェリーから夜景を楽しむなら、船の進行方向右側に立つのがいいです。
水に浮かぶ夜景であり、水に反射する光であり、いいものを見られました。
ちなみに料金ですが、スターフェリーで中環から尖沙咀までは3.1香港ドルでした。
日本円でわずか50円にもなりません。
沢木耕太郎が深夜特急の中で、スターフェリーの乗船を
六十セントの豪華な航海。
と名付けていましたが、さもありなんという感じです。
まとめ
香港で100万ドルの夜景をどんな風に楽しんだかを紹介しました。
個人的にはピークトラム以外のバス等の交通手段で山頂に行き、太平山獅子亭から夜景を眺めるのがベストなんじゃないかと思います。
東京にも香港と同じくらいのビル群はあるはずですが、香港だけが100万ドルの夜景と呼ばれるのは、その夜景を実際に見られるような位置に、ヴィクトリアピークという山やヴィクトリアハーバーという港があるからこそではないかなと思います。
夜景は観測してこその夜景ということです。
それにしてもこの例えの100万ドルって誰が誰に払うお金なんでしょうね。
旅の締めくくりに素晴らしい夜景を見ることができて最高でした。
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