香港の旅で外せない、夜景観賞についてのお話です。
ピークトラムでヴィクトリアピークに登り、ピークタワー屋上のスカイテラス428から夜景を楽しんで、さらに帰りはスターフェリーでも夜景を楽しみました。
このあたりの話を一気にしようと思いましたが、ピークトラムの行列が大変すぎたので、一つの記事として独立させてお伝えします。
ヴィクトリアピークへの行き方
ヴィクトリアピークに行くには、ピークトラム、バス、ミニバス等の行き方があるようです。
徒歩とタクシーでも行けるのかもしれません。
ピークトラム自体が観光資源のようだったので、ピークトラムに乗ってみました。
かなりきつかったので、今度行くときはきっと別の方法で行きますけどね!
ピークトラム乗り場まで
ピークトラム乗り場までは地下鉄の中環駅から歩きました。
中環駅の看板。
香港の地下鉄駅の看板って、どこもこんな感じでおしゃれです。
中環駅からピークトラム乗り場までは、地球の歩き方によると徒歩8分らしいのですが、私の体感ではもっとかかりました。
最寄りのA出口ではなく、ミッドレベルエスカレーターの方から来たので、道がいまいちよく分からず迷い気味だったからと、坂道を上っていく形になったからです。
香港は蒸し暑いので、迷いながら坂道を上るっていうのは結構つらいです。
方向感覚に自信のない人は、バスでピークトラム乗り場まで行くか、いっそヴィクトリアピークまでもバスで行くのがおすすめです。
後述しますが、ピークトラムの行列は半端ないですよ。
ピークトラムの行列
行列との出会い
汗にまみれながら、ピークトラム乗り場に着きました。
そこで待っていたのは、心を折るような行列。
信号の向こうにピークトラム待ちっぽい行列があります。
結論から言えば、この行列はピークトラムの行列ではありませんでした。
しかし、むしろこの行列がピークトラムの行列であったならどんなにありがたかったことかと。
本当の行列はもっともっと長いのです。
道路の向こう側
この行列の向こうにある、ピークトラム乗り場に向かおうとしたら、係員の人に道路の向こうに並べと誘導されました。
チケットをまだ買っていないので、チケット買った人用の列に誘導されてるんじゃないかという一抹の不安がありました。
そんな不安を抱えつつ、道路を渡ってみると、上の写真の5倍はあろうかという行列が!
(行列を撮った写真もあるのですが、人が多く写りすぎてしまってお見せできません。)
上の写真の左奥に陸橋的なものが写っていますが、その下にびっしりと行列ができていました。
構造物の裏にびっしりとか、どんな虫だよって表現ですが、実際そうなのです。
私の場合は、土曜日の17時15分くらいで約60分待ちでした。
行列の分断
ピークトラム乗り場と行列の最後尾は、道路をはさんで分断されています。
道路というのが、車もバスも走る往復2車線はある本格的なものです。
こんなんだと、道路渡るタイミングで割り込まれちゃうんじゃないのと不安だったのですが、その点は心配ありません。
行列を進んで、道路を渡るタイミングが近づいてくると、こんなものを渡されます。
ピークトラムの行列に並んでいることの証明書ですね。
紙をビニールに包んで再利用しているようです。
道路横断前に渡され、道路横断後は別の係員にこの証明書を渡すことで、再びピークトラム乗り場側に続いている列に並ぶことができます。
(並ぶことができますなんていうと、列に並びたがっている感じですが、本当は行列なんて嫌いです。)
チケット売り場付近
道路を渡ったところでようやくチケット売り場がありました。
ただ、このチケット売り場ですが列の横にあるので、ちょっと列を抜ける必要があります。
複数人で来ている場合は、列に並ぶ人とチケットを買う人に分かれることができますが、お一人様の場合は、切符を買いに列を抜けている間の分は、順番を抜かされる覚悟で行きましょう。
ただし、見知らぬ人とコミュニケーションのできる人の場合は、前後の親切な人に順番を取っといてもらうようお願いすることもできます。
一人旅における超重要スキルですね。
ピークトラムのチケットは、往復に加えてヴィクトリアピークにあるピークタワーの展望台スカイテラス428への入場チケットつきで99香港ドルでした。
往復にしたり、展望台チケットを一緒にするとお得になります。
チケットを買った時点で、行列に並び始めてから約60分が経過していました。
行列の最初の方にあった、約60分待ちという表示が、チケットを買うまでの時間だったとはなかなかひどいことをしてくれる。
チケットを買ってもまだ行列は続きます。
大体30分くらいかかると覚悟しておきましょう。
改札後の行列
チケットで改札を通った後の混雑具合。
大体このくらいの景色になってきたら、今見えているトラムの次の次かそのまた次くらいに乗れます。
トラムは大体10分弱の間隔で動いているので20分か30分待ちってところです。
行列がさらに進みました。
ここまでくると、今見えているトラムの次のトラムの乗車になるので、大体10分後ってところです。
行列に隙間が開いているのは、そこでロープで仕切られているからです。
改札通過後は、トラム1回分の大体の乗車人数ごとにロープで仕切られるようになるので、いつ頃乗車できるかが予想しやすくなります。
いよいよ次の便に乗れそうです。
長かった。
ピークトラムの傾き
このピークトラムですが、乗り場では結構平らになっているのが恐ろしいです。
乗降している時点で傾いていれば、途中坂の角度がきつくなっても比較的耐えられるのですが、ピークトラムはこのように傾きの少ない状態から一気に傾きます。
車内もケーブルカーのくせに階段状になっていません。
そのため、急角度の部分では、立っている人はなかなかきついと思います。
(私は運よく行きも帰りも席を確保できました。)
ピークトラムの座席確保のコツ
座席確保のコツですが、これは特にありません。
運です。
行列の最初の方にいたからといって、その順番に乗れるわけではなく、行列のひとかたまりで乗車位置に移動させられるので、ドアの近くに行けるとは限りません。
ドアは2両の車両のそれぞれ前後、計4カ所あるので、いい位置に並べることを祈りましょう。
ホームの足元に乗車目標もないので、本当に運だと思います。
ピークトラムのおすすめの座席
ピークトラムの乗る際は、香港の街を見下ろせる右側がいいと、よく言われます。
実際それを意識しているのか、座席も左側が2シート、右側が3シートになっていました。
私はまあまあ運よく、右側の窓から2列めの席をゲット。
さて、おすすめされた景色はどうだったかといえば、こんなもんです。
曇っちゃっててあんまり魅力がありません。
ピークトラムからの景色を楽しみたいなら、晴れた日を選びましょう。
11月から1月とかがいいらしいですね。
ピークトラム下車後
ピークトラムは8分ほどで山頂側の駅に着きます。
下車後、通路に従って歩いていくとお土産コーナーがありました。
なかなか商売上手なんじゃないでしょうか。
ピークタワーの外に出てみると、帰りのピークトラムの行列がありました。
乗ってきたばかりで帰りの行列を見てしまうと結構萎えます。
まとめ
ピークトラムの利用について、ヴィクトリアピークに行くことだけが目的ならピークトラムに乗る必要はなさそうです。
ピークトラムの駅まで行くのも大変ですし、そこからの行列もえぐいので。
ピークトラムからの景色が目的だとしたら、曇っている日は避けましょう。
あともう一つピークトラムに乗る目的があるとしたら、角度が急すぎるというスリルと珍しさを体験するためですかね。
これは本人の好みの問題です。
香港含め、この時の旅についての目次はこちらです。
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