ヘルシンキ大聖堂のことを調べてフィンランド福音ルター派教会を知ったついでに、同じ所属のヘルシンキの観光名所、テンペリアウキオ教会についても記事にします。
街の中心部から歩いて行くこともできる距離ですが、トラムでの行き方やトラム自体についても軽く紹介します。
テンペリアウキオ教会とは
テンペリアウキオ教会はキリスト教会で、フィンランド福音ルター派教会に属しています。
岩をくりぬいて内部に作られた作りが一番の特徴で、岩の教会(rock church)ともよばれます。
同じくヘルシンキにあるルター派教会のヘルシンキ大聖堂とはえらく違った外観です。
凝ったデザインともいえるので、さすが北欧ということかもしれません。
テンペリアウキオ教会への行き方
テンペリアウキオ教会は、ヘルシンキ中央駅から西やや北の方向に、直線距離でおよそ800メートル程度のところにあります。
歩いても行ける距離だとは思いますが、地球の歩き方でトラムでの行き方が紹介されていたので、それにならってトラムで行ってみました。
2番のトラムに乗り、Kauppakorkeakoulut駅で下車します。
フィンランド語は英語が通じやすい国だと認識してたので、フィンランド語についてはまったく勉強しておらず、この駅名も読み方が分かりません。
挨拶くらいは覚えておきたかったなと今さら思います。
ただ、フィンランド語ができなくてもトラムに乗るうえでは全く困りませんでした。
記憶が定かでないですが、トラムの中で次の停車駅が表示されていたのかもしれません。
ヘルシンキでトラムについて便利だと思った点を1つ覚えていて、それは、次のトラムの到着時刻が分かる表示板です。
こんなものがトラムの停車駅の天井にくっついています。
この例だと2番のトラムがあと2分でやってくるということを示しています。
例が悪いですが、左側がトラムの表示で、右側が到着時刻だったかな。
テンペリアウキオ教会の内観
まずは内観からご紹介。
実は最初訪れた時は、結婚式で入れませんでした。
さらにいえば、この日はヘルシンキ大聖堂、テンペリアウキオ教会、ウスペンスキー寺院の3つの教会を訪れましたが、どこも見事に結婚式にバッティングしました。
よっぽどの大安の日だったのか、それともフィンランドではよくあることなのか。
めでたいことですが、予定は結構狂わされました。
岩をくりぬいて作られただけあって、壁はこの通り、岩でできています。
パイプオルガン。
岩に囲まれたこの教会は、音響的に優れているらしく、パイプオルガン以外にもいろいろな楽器が置かれていました。
2階席もあり、結構高さがあります。
全体がドーム状になっているこの教会は、伝統的な教会にくらべて上部の空間が広く、さらに自然光が入り込む作りのおかげで明るくなり、なおさら広く見えます。
2階席から見下ろすとこんな感じ。
コンサートホールのようになっていて、実際コンサートにも使われるのだとか。
教会というより、自然に人が集まる集会所のような施設に見えます。
テンペリアウキオ教会の外観
この教会は内観も特徴的ですが、外観もそれ以上に特徴的です。
外の岩に上り、ドームの天井を眺めます。
内部は結構広いのにその大部分が、外側からは隠ぺいされています。
その様は秘密基地か要塞かのよう。
手塚治虫の火の鳥の未来編に出てきた、地上のドームのような印象も覚えました。
人類衰退後の宗教施設って感じ。
さらに要塞感の強くなった写真。
一部の場所は植物に覆われています。
もはや隠れようとしているとしか思えない。
立派な岩の壁。
日本のお城の石垣のようでもあります。
まとめ
テンペリアウキオ教会についての紹介でした。
ルター派教会であるとかそんな知識はなくてもいいので、とにかくその見た目を楽しみに訪れてみるのがいいんじゃないかと思います。
ヘルシンキを訪れた旅の様子はこちらのまとめ記事からどうぞ。
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