スペイン・グラナダの体験談を、写真を交えつつ紹介します。
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バル
グラナダで一番いい思い出になったのは、なんといってもバルです。
グラナダのバルでは、飲み物1杯につき、タパス1皿が無料でついてきます。
無料と侮るなかれ、比較するならば、日本の居酒屋のお通しを軽く超えるクオリティです。
例えばこんな感じ。
エビとアサリが出ました。
シンプルながらちょうどいい塩気があって、とてもおいしかったです。
基本的に着席せず立ったまま飲食を楽しむので、ハシゴするのもいいです。
数杯飲み物を頼んで、ついてくるタパスを完食すれば、昼食としては十分ですし、飲む量次第では、夕食にもなります。
グラナダに行ったら、普通のレストランに行っている場合ではないです。
1人で行ったら入りづらいかと思いきや、カウンターの後ろでうろちょろしていると、他のお客さんが気づいてスペースを空けてくれます。
スペインのおっちゃん優しい。
お店を外から見るとこんな感じ。
これ、平日の昼間なんですよ。
グラナダ最高ですね。
こちらのお店は気が利いていて、店内でカメラを構えたら、店員の方が写真を撮ってくれました。
また、観光客と見抜いてか、タパスとしてスペイン名物パエリアを出してくれるのもよかったです。
パエリアは2人前以上の注文ということがよくあるので、1人だとちょっと食べづらい時があるのです。
ちなみにグラナダのあるアンダルシア地方の名物として、ガスパチョというトマトの冷製スープがありまして、こちらのお店ではそれをグラスで飲めるのですが、これは飲み物扱いではなく、タパスはついてきません。
バルは、街の中心部のヌエバ広場からカテドラルまでの間に集まっているようなので、そのあたりを散歩しつつ気になったお店に突入するのがおすすめです。
アルバイシンとサン・ニコラス展望台
街の中心部ヌエバ広場から北の方に坂を上っていくと、アルバイシンという地区があります。
ここには、サン・二コラス展望台というところがありまして、アルハンブラ宮殿を望むことができます。
その眺めはこんな感じです。
天気が良くて、青い空に赤いアルハンブラ宮殿が映えます。
逆に、アルハンブラ宮殿からサン・ニコラス展望台を見ると、こんな風に見えます。
結構な人気スポットで、人がうじゃうじゃいます。
案外、日本人やアジア人には人気が無いようで、アルハンブラ宮殿ではうっとうしさを感じるほどだった、中国人韓国人日本人の姿がほぼありませんでした。
アジア人がいないと異国感が増しますし、高いところで爽快感もあるので、日本人にとっては穴場スポットかもしれません。
行くのは若干大変です。
まず坂がきついです。
往復ともアルハンブラバスを使うか、行きはバスで帰りは徒歩というパターンがいいでしょう。
私の場合も、アルバイシン方面行きのバスにヌエバ広場から乗ろうと思いました。
しかし待てども待てどもバスは満員でずっと乗れず、あきらめて徒歩で挑戦。
結果、道に迷って必要以上に高いところまで上ってしまって、暑いわ疲れるわで大変でした。
途中までは割と順調で、ヌエバ広場から北に向かいつつ坂を上へ上へと上っていきます。
すると、急に人がたくさん集まっている広場に出ます。
結構高い場所にあるのが信じられないほどに賑わっています。
ここまで来れば展望台はもうすぐで、人の流れのある方に3分から5分も歩けば辿り着けます。
この場所に限らず言えるのですが、名所に行く際道が分からず、人に道を聞くこともできない状況では、人の流れに沿って移動しましょう。
そうすれば大体目的地に着きます。
変に自分の方向感覚を信じて、人の流れに逆らって寂れた方に移動すると大体失敗します。
広場に辿り着いてから展望台に到着するまで5分程度の距離なのに、逆方向に行ってしまって30分から1時間近く無駄にしてしまった自分が言うのだから間違いなし。
道に迷いながらようやく辿り着いた展望台はこんなところです。
アルハンブラ宮殿から見たほどのうじゃうじゃ感はありませんが、結構賑わっていますね。
みんな日影に収まっているあたりに、スペインの日差しの強さを感じさせます。
5月でも十分暑いですからね。
緯度やらタイムゾーンやらサマータイムやらの影響で、なかなか日が沈みません。
油断すると日焼けどころか熱中症になりかけます。
帽子や日焼け止めや水分補給が大事です。
高いところからの景色を堪能した後は、帰りはバスを利用して、カテドラル前で降りました。
それで気づいたのですが、サン・ニコラス展望台に行くC1のバスは、カテドラルで降りる人とカテドラルから乗車する人がたくさんいます。
カテドラルの次の停留所がヌエバ広場なわけで、ヌエバ広場でバスを待っていると、いつまでたっても満員のバスしか来ないわけですね。
C1バスに乗ってサン・ニコラス展望台に行くなら、カテドラルから乗車するのがおすすめです。
アルハンブラバス
ここまで何度か登場してきた、アルハンブラバスというものについて簡単に紹介します。
これはグラナダの街を走る小さなバスで、中心部からアルハンブラ宮殿やアルバイシンやサン・ニコラス展望台を循環して走っています。
座席は10席ほどで立ち乗り含めて20人から30人乗り程度の大きさです。
グラナダは坂が多い上に、坂を上らないと行けない観光名所も多いので、お世話になることも多いと思います。
料金は通常1.2ユーロでした。(2017年5月時点)
停留所の看板には、バスのルートが書いてあり、下の方にもいろいろと役立つ情報が載っています。
この写真で見てみます。
これはC4バスの情報で、始発が7時で終バスが22時です。
その下にあるのがバスの運行間隔で、この場合30分間隔でバスがやってきます。
時刻が3つ並んでいるのは、左から順に、平日・土曜日・日曜祝日なのですが、この看板ではすべて同じ運行スケジュールになっています。
右の方には運賃情報も載っています。
とかいろいろ書いてみましたが、アルハンブラバスについては遅れることもありますし、来ても満員で乗れないということもあるので、来たバスにに乗って1.2ユーロ払うということを覚えておくくらいの感覚でいいんじゃないかと思います。
まとめ
グラナダの街歩きの体験談を紹介しました。
なんといってもバルですよ!
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