バルセロナに行ったら外すことのできない見どころ、サグラダ・ファミリアに行ってきました。
いろいろと語るべきところはあるんですが、今回はその内部を中心に紹介します。
(紹介という名のただの体験記です!)
スペイン旅行に興味のある方はこちらもどうぞ。
入場まで
まずはサグラダ・ファミリアの入り口へ。
北西、生誕のファサード側にあります。
入場ゲートが2か所あったような気がしましたが、違いはよくわかりませんでした。
簡単なセキュリティチェックもされます。
中に入ると聖堂内部への入り口の右に、オーディオガイドをもらう場所への入り口があります。
まずはそこでオーディオガイドを入手しましょう。
そんなに広いところではないので、グループの場合は代表して1名が取りにくるようにと、係の人が交通整理しています。
生誕のファサード
オーディオガイドを聴きながらまずは、生誕のファサードを眺めます。
聖堂内部よりも生誕のファサード側の外の方が混んでいる気がしました。
入口両サイドの柱に亀が待ち受けています。
地中海側にいる亀は水かきがあって、山側にいる亀は水かきが無いと、オーディオガイドで言っていたような気がします。
装飾にすべて意味があると思うと、ガウディのこだわりを感じずにはいられないです。
塔に登る
サグラダ・ファミリアでは塔に登ることができます。
塔は2か所ありますが、どちらか一方を選んで時間を指定しての事前予約が必要です。
今回は、入場から30分後の時間を予約したので、生誕のファサードを眺めてから聖堂に入ったらまずはタワーへ向かいました。
タワー入場のチェックはやたらと時間に厳密で、早めに行っても時間ぴったりになるまでは入れてくれませんでした。
(デジモン好きの自分は、初代デジモンワールドのファクトリアルタウンのガードロモンをふと思い出しました。)
なので、少しだけ聖堂内をぶらぶら。
軽くぶらついて適当にシャッターを切っただけでこの素晴らしさ。
たまらないです。
晴れて時間になってタワーに向かうと、大きな荷物はコインロッカーに預けるようにと促されます。
何しろ高い場所で、荷物を落としたりしたら大変なことになるので、納得の指示です。
ちなみにこのコインロッカーですが、塔を降りてすぐに回収する必要はなく、サグラダ・ファミリアから退場するまでは預けておけます。
なので、重い荷物を持って見学したくない人は預けっぱなしにするのもいいんじゃないかなーと思います。
さて、エレベーターに乗りタワーに登ると、バルセロナの街を見下ろすことができます。
碁盤の目の形に街が作られているのがなんとなーくわかります。
バカなのか煙なのか、自分は高いところが結構好きです。
そして高い塔からバルセロナの街並みを見下ろすのはとても気持ちよかったです。
さて振り返って、街じゃない側、つまり聖堂中央側も見てみます。
そこは正直言ってただの工事現場です。
ある意味面白いですが、人によってはなんの面白味もないかもしれません。
サグラダ・ファミリア完成後は見られなくなる光景なので、貴重といえば貴重ですが、いかんせん工事現場に対しては、なかなかありがたみを感じることができませんでした。
建物のできたての部分が妙にきれいなのがなんだかシュール。
今回登った生誕のファサード側の塔からは、サグラダ・ファミリアへの入場に並ぶ人々を見下ろすことができます。
見ろ!人がゴミのようだ!
塔から降りるときは階段を使います。
途中、方向指示の看板がなかったもので、降りるべきところを登ってしまいました。
そして結局何もなく折り返す。
帰りはひたすら下るだけだということを覚えておきましょう。
アンモナイトのような美しい曲線を描く螺旋階段。
先に下に行っている人も同じような写真を撮ろうとしていたようで、ちょっと失敗。
ステンドグラス
塔から降りてくると、聖堂内部に戻ってきます。
塔からの出口のドアを出た瞬間から、さっそく美しいステンドグラスがお出迎え。
こんな鮮やかな虹色のステンドグラスは、他の教会ではちょっと見た覚えがないです。
サグラダ・ファミリアは、他の教会に比べると圧倒的に内部が明るい気がします。
太陽光という自然の光で輝いているのだとは思えないほど美しいです。
さっきから美しいばかりでボキャブラリーが足りない!
ステンドグラスも生誕のファサード側と、受難のファサード側で色合いが異なります。
受難のファサード側は暖色系の構成。
この色にも何かしらの意味があるとオーディオガイドで言っていた気がするのですがどうも思い出せません。
これはもう一度サグラダ・ファミリアに行かなければ・・・!!
教会内部の柱の作りは、まるで深い森や海の底にいるかのようです。
人工物の中にいるのに自然の中にいるような感じ。
それもそのはずで、教会を設計したガウディは、建築に対するヒントを自然から得たのだとか。
このあたりはカサ・ミラの見学で知った知識です。
ガウディ建築を見学するなら、最初はオーディオガイドの充実したカサ・ミラがおすすめ。
場所によっては、風の谷のナウシカに出てくる腐海のなかにいるような感覚を覚えます。
人類が滅びてもサグラダ・ファミリアは残ってほしい。
生誕のファサード側の寒色系ステンドグラス。
このあたりは海の中にいるかのようです。
なんでこんなに明るいのか。
ステンドグラスがどこをどう見ても綺麗です。
もはやボキャブラリー切れ。
もう褒め称える形容詞が思い浮かびません!
受難のファサード
ステンドグラスを堪能した後は受難のファサード側に出ます。
受難のファサード側には不思議な数字の並び。
この中から4つの数字を選んで足すと、その合計がイエスの享年を表す33という数字になります。
足し方のパターンは単純な縦横ななめだけではありません。
33という数字を作るパターンの答え合わせ。
こちらはサグラダ・ファミリア地下の博物館で見られます。
受難のファサードを楽しんだ後は、地下の博物館を見学して通り抜け、最終的にはまた生誕のファサード側から退場することになります。
博物館を見ないで、受難のファサード側の出口から出ることもできますが、せっかくですし、博物館も見るのがいいかなと。
今のサグラダ・ファミリアの形ができるまでのプロトタイプ的な模型が見られました。
建築の技術や思想が進化していくようで面白いです。
建築史についての知識を持っておくと、各地の世界遺産をより楽しめるんじゃないかと思いました。
公園からの景色
サグラダ・ファミリアの生誕のファサード側の向かいには公園があります。
写真撮影の名所になっていました。
やはり立派ですね。
ライトアップされたサグラダ・ファミリア
時間に余裕があれば、夜のライトアップされたサグラダ・ファミリアに行くのもおすすめです。
夜の闇の中に光輝く塔が浮かんでいて、本来の意味である宗教的な救いのようなものを感じます。
夜といえば、スリが多いとか治安が悪いとか言われるバルセロナなので、多少不安はあったんですが、結果としてトラブルの気配もなく、意外と治安はよかったです。
まとめ
以上、サグラダ・ファミリア紀行でした。
記事作成のために、現地で撮った写真を見直しましたが、それだけでもかなり幸せ。
眼福じゃ。
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