私は今までいろいろなところに旅行をしてきました。
その中でモロッコは、海外旅行歴の序盤に行ったということもあり、個人的に印象深い国の1つです。
この記事では、モロッコ旅行に興味がある人に向けて、実際のモロッコ旅行の様子をお伝えします。
モロッコに行こうと思った理由
まずはモロッコに行こうと思った理由をお伝えします。
モロッコに行くことを決めた理由はいくつかありました。
アフリカ大陸に行ってみたい
当時の私は、1人での海外旅行を体験し、その楽しさに目覚めたところでした。
そして、とにかくいろいろな国に行ってみたいと考えていました。
また同時に、どうせいろいろ行くならすべての大陸に行ってみたいとも考えていました。
すべての大陸に行くとすると、もっとも難易度が高いのはアフリカ大陸かなと考え、早めに攻略しておこうと思い、アフリカの中でも行きやすい国としてモロッコを選びました。
行くのが難しいからこそ早い段階で行っておくべきという、謎の使命感です。
ちなみにその当時の大陸別の旅行難易度イメージはこんな感じです。
ヨーロッパ=北米=アジア<南米<アフリカ<南極
※簡単順に並んでます。
南極以外に行ってみた今から考えると再考の価値はありそうです。
途上国・イスラム教の国に行ってみたい
当時の私が行ったことがあった海外は、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、イギリスのみでした。
キリスト教の先進国ばかり行っている中で、それとは真逆の途上国・イスラム教の国に行ってみたいという思いもありました。
イスラム教の国の中でモロッコは比較的ツアーがあるようで、行きやすく感じたのもモロッコ行きの理由でした。
シャウエンに行ってみたい
当時、海外旅行に1人で行けることに気づいた私は、いろいろな国に行ってみたいと思うようになり、ある1冊の旅行ガイドをよく参考にしていました。
その本は世界の美しい街や村への行き方をまとめたものだったのですが、その本の中でモロッコの街の1つであるシャウエンが紹介されていたというのも決め手の1つです。
その本は基本的には5日で行ける絶景を紹介していたのですが、シャウエンは例外で6日の日程でした。
ちょうど私自身も1週間ほど休みが取れたので、日数的にもちょうどいいという点がさらに後押しになりました。
モロッコの都市の紹介
ここでは、モロッコ旅行で回った都市を紹介します。
ちなみに、当時はまだまだ海外旅行初心者だったので、旅行代理店が提供していた1人ツアーで行きました。
フェズ
まず最初に訪れたのがフェズでした。
フェズは迷宮のような旧市街があります。
泊まったホテルで、旧市街のガイドを手配することも可能だったので、案内してもらいながら旧市街を歩きました。
(旅行慣れした今から思うと、もしかしたら割高のガイドだったかもしれませんが。)
本当に迷宮のようで、映画の中のような異国感も強く、圧巻でした。
おそらく1人だとすぐに迷子になったことでしょう。
ただし別にフェズは治安が悪い感じでもないので、迷子になることまで込みで楽しむというのもありだと思います。
シャウエン
シャウエンはいかにもインスタ映えのする、青い街です。
旧市街の壁や地面のほとんどが青く塗られています。
すべて同じ青ではなく明るかったり暗かったりとバリエーションはあるのですが、全体として見た時の異世界感が最高でした。
なぜかわかりませんが、猫もたくさんいます。
ご飯が足りていないのか痩せた猫が多めでした。
シャウエンは私のモロッコ旅のメイン目的地です。
とにかくいろいろ歩いて写真を撮りまくりました。
1眼レフを持って行ったのですが、写真のスキルをもっと磨いておけばよかったなと軽く後悔もあります。
同じような街並みに見えても、青の色の違いや背景のすっきり感等、写真にこだわってみると細かい違いがあるので、ベストショットが撮れる場所を探して歩いてみるのも楽しいでしょう。
旅行会社のパッケージでは、シャウエンは1泊の予定だったのですが、私はここが気に入ると思い2泊に変更しました。
実際行ってみたところ確かに気に入ったのですが、旧市街の青が美しいということ以外は特に目立った見所もなく、その旧市街も1-2時間で回りきれてしまうような小ささなので、2日目には正直飽きてました。
これからシャウエンに行こうという人は、特に参考にしてもらえればと思います。
今の私だったらシャウエンは1泊にして、別の都市の観光を増やすでしょう。
カサブランカ
カサブランカはモロッコの首都です。
ツアーパッケージ上最後に宿泊する都市で、観光目的というよりは飛行機に乗るためという感じでした。
カサブランカにはハッサン2世モスクという、モロッコ最大級の大きなモスクがあり、それを見に行きました。
ただ、私が行ったタイミングでは閉まっていたので、本当にただ外から見るだけでした。
ハッサン2世モスクは大西洋に面しており、しばらく大西洋を眺めてぼーっとしていました。
日本で使われる、太平洋を中心にした世界地図だと、モロッコは西の端に位置していて、その中でも大西洋岸といえば、端の端です。
日本中心で考えれば世界の果てまで来たわけで、そんなことをしみじみ考えて、遠くまで来たなあとちょっとした達成感がありました。
モロッコの食事
ここでは、旅の楽しみとして外せない、食事のことをお伝えします。
モロッコの有名料理としてはタジンやクスクスがあります。
タジン
タジンは、水を使わず食材そのものの水分だけで作る蒸し料理のようなものらしいです。
野菜と肉をバランスよく取れて、ヘルシーな感じがします。
私はタジンの美味しさにハマって、ずっと食べていました。
美味しいということに加えて、だいたいの観光地の食事処でタジンがメニューにあるというのもよかったです。
何の肉を使うかという点選べるので、意外と飽きないです。
タジン鍋自体、なんか帽子みたいでかわいいのもよかったです。
クスクス
クスクスはパスタの1種で、ビーズのような細かいポロポロとした食べ物です。
タジンと並んで名物料理として紹介されがちです。
私の場合、タジンにハマった一方で、クスクスにはハマりませんでした。
たまたま最初にクスクスを食べた店がよくなかったのかもしれませんが、パサパサ感を強く感じてしまい、それ以降の旅程ではずっとタジンを食べていました。
とはいえガイドブックに必ずくらいの有名料理なので、実際に食べてみることをおすすめします。
ミントティー
ミントティーはモロッコで味わった、私のお気に入りの飲み物です。
熱湯に大量のミントと大量の砂糖をぶち込んだような飲み物で、甘さと爽快感と温かさが合わさっていました。
シャウエンでやることがなくて、カフェでミントティーをすすりながらぼーっとするのは、日常の忙しさを忘れることができる、なかなかチルな時間でした。
その他モロッコ情報
ここまでモロッコの都市や食事のことを紹介してきましたが、ここからはその他こまごました情報をお伝えします。
治安がいい
モロッコは比較的治安がいい印象でした。
地球の歩き方で予習した際も、強盗やスリについての注意情報が少なかった気がします。
大きな都市であるフェズでは「ハシシ」とか「ハッパ」という呼びかけで大麻売りがいたような気がします。
(もしかしたら他の国とごっちゃになっているかもしれませんが。)
このあたりは、近づかなければいいだけなので、特に問題ないです。
ガイドさんの独特な服装
1人参加のガイド付きツアーだったので、ガイドさんが運転する車で移動する日がありました。
その時のガイドさんの服装が独特で印象に残っています。
スターウォーズみたいなあるいは魔法使いのような、異国の雰囲気漂う格好で、旅に特別感を加えてくれて素敵でした。
サハラ砂漠
サハラ砂漠は私が実際に体験したわけではありませんが、有名どころであり私自身気になっているので紹介します。
サハラ砂漠は世界最大の砂漠で、モロッコからツアーで行くことができます。
ラクダに乗ってサハラ砂漠を進み、キャンプで一夜を明かして戻るというパターンがあるようです。
砂漠に沈む夕日とか最高だろうなと思います。
次モロッコに行く機会があれば挑戦してみたいです。
スペインから船での入国
私はモロッコの入出国は空路でしたが、海路での入出国というのもあるようです。
モロッコは地中海のジブラルタル海峡を挟んでスペインの向かいに位置しているので、スペイン旅行ついでに行ったりすることもあるようです。
地理的な近さからお互い文化的に影響を受けており、そんなことに思いを馳せながら船で渡ってみるのも一興でしょう。
まとめ
以上、モロッコ旅行の体験談でした。
乱文ですが、モロッコに興味がある方へのなんらかの参考になればと思います。
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