2025年11月のある日、大阪を訪れた。
テーマは万博を振り返る1日。
1970年の大阪万博と、2025年の大阪関西万博にまつわる場所をめぐった。
行き先は万博記念公園と大阪市立美術館。
万博記念公園で見たのはこの3つ。
- 太陽の塔
- EXPO’70パビリオン 常設展
- EXPO’70パビリオン 企画展「河森正治 創作展 ~万博・合体・変形・未来~」
大阪市立美術館では、特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」を見た。
また食事についても大阪名物として、お好み焼きと豚まんを食べた。
その時の旅の様子をこの記事にまとめる。
旅行計画
旅行を計画し始めた当初のメイン目的は、大阪市立美術館で行われていた特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」に行くこと。
大阪関西万博には15日間も訪れたのに、イタリア館の行列はいつも長くて入るのを諦めていた。
そして結局閉会してしまい、イタリア館に入れなかったことを残念に感じていた。
そんな折、イタリア館の展示品が期間限定で大阪市立美術館で見られるというニュースを得た。
万博を彷彿とさせる激しい争奪戦の末、なんとか予約を確保した。
しかし、わざわざ大阪に行くというのに美術館だけではもったいない。
とはいえ大阪には何度か行ったことがあるので、めぼしい観光名所は一通り訪問済み。
他に何かないかと考えたときに思いついたのが、万博を振り返るプランだった。
万博公園のことを調べ始めたら、ちょうどこのタイミングで企画展「企画展 河森正治 創作展 ~万博・合体・変形・未来~」が開催されていた。
大阪関西万博のシグネチャーパビリオンの「超時空シアター」と「ANIMA!」の映像を見られるという。
これは行くしかない。
そんなわけで、1970年の大阪万博と2025年の大阪関西万博をめぐる1日のコンテンツがそろった。
- 太陽の塔
- EXPO’70パビリオン 常設展
- EXPO’70パビリオン 企画展「河森正治 創作展 ~万博・合体・変形・未来~」
- 大阪市立美術館 特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」
ここからは、実際の動きを紹介する。
目的地1:めっせ熊 新大阪店
大阪には新幹線で行った。
夏の万博期間中は何度も大阪を訪れたが、万博に行くのが忙しすぎてほとんど大阪名物を食べていなかった。
今回は少し時間に余裕があるので大阪名物を食べることとする。
向かったのはめっせ熊新大阪店。
新大阪駅構内、味の小路という飲食店街にあるお好み焼き屋で、朝11時からやっている。
朝の新幹線で新大阪に向かい、そこからすぐに万博記念公園に向かう今回の旅程にぴったりだった。
注文したのはネギおこセット。
牛すじとネギがたっぷりのお好み焼きに、目玉焼きや焼きそばまでついている。

幸先のいいスタートだった。
目的地2:万博記念公園
次の目的地は万博記念公園。
モノレール独特の謎のレトロ感がある。
駅を出たところの看板には、EXPO’70パビリオンの看板があり、河森正治創作展も主張している。
期待が高まる。

太陽の塔
万博記念公園を入った正面にすぐ太陽の塔がある。
さすがに55年も経っていて古びてはいるが、大きさでいえば2025年の万博の建造物よりも大きいくらいかもしれない。
周囲に大きな建物がなく、スケール感を堪能できるのがいい。

実は太陽の塔の内部に入れるということを、当日知った。
予約が必要なようでこの日は入る機会がなかったが、今度来るときは内部も入ってみたい。

EXPO’70パビリオン常設展
太陽の塔の後はEXPO’70パビリオンへ。
受付の人いわく、常設展・特別展の順で見るのがおすすめらしいのでまずは常設展から見る。
先に結論を言うと、たった500円なのに見ごたえがありすぎて、1時間弱では全然時間が足りなかった。
見どころだらけだが、その中でも特に気になったところに触れていく。
入場者数のグラフがあった。
なぜわざわざ見づらい円形のグラフにしたのかは謎。
入場者は一番少ない日で16万人、多い日で83万人。
2025年の万博の時に20万人を超えて騒いでいたのとは比べ物にならない。
これが昭和のパワーだろうか。

万博にまつわるいろいろな数字が表示されている壁。
左上の方にある、出産1人というのがすごく気になる。

階段を利用して、パビリオン別の入館者数ランキングが表示されている。
ソ連という名称に時代を感じる。
三菱未来館は2025年の万博でもあったが、1970年にもあったのか。

各パビリオンのパンフレット。
紙の形もサイズもフォントもバラバラで、色合いが時代を感じさせる。

パビリオンとそれにまつわる何枚かの写真。
このあたりは特にじっくり見たかった。

別館行きの通路。昭和当時にイメージしていただろう未来の感じがある。

庭みたいなところにはEXPO’70のロゴがある。
背景がすっきりしていないと、ちょっと文字を認識しづらい。

屋内にも太陽の塔の顔がある。
こちらは初代らしい。
何もない部屋に太陽の塔の顔だけあると、何か怪しい場所感がすごい。

当時の万博会場のジオラマ。縦横5メートルくらいある。
これもじっくり眺めたかったものの一つ。

だいぶ駆け足で常設展を見終えた。
500円とは思えないほど充実していてコスパがすごい。
EXPO’70パビリオン企画展 河森正治 創作展 ~万博・合体・変形・未来~
常設展が消化不良のまま、企画展の方にやってきた。
「いのちは変形合体だ!」という、「いのちめぐる冒険」のコンセプト。
大阪関西万博でこれを始めてみたとき、食べ物や飲み物、空気やエネルギーを取り込んで変換する様は確かに変形合体だと思った。

楽しみにしていた超時空シアターの映像。
モニターで見るのも、夢洲の万博会場での思い出がよみがえっていい。
VRとモニターを両方見てみたことで、VRのものすごい没入感を再認識した。

特別展も面白いのだが、常設展が充実しすぎていたのにくらべると、ちょっと物足りなかった。
万博記念公園を後にして、次の目的地に向かう。
目的地3:大阪市立美術館
夕方ごろに大阪市立美術館に来た。
お目当てはもちろん「天空のアトラス イタリア館の至宝」。
この特別展の予約を確保できたところから、今回の大阪旅行計画は始まったのである。
予約競争がまるで万博のパビリオンの予約そのもののようで懐かしかった。

展示物はいくつかあったが、最初の目玉が天空のアトラス。
広い部屋の中央に置かれて、大人気だった。
筋肉ムキムキでたくましい。当時の美的センスがうかがえる。

もう一つの目玉展示はレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿。
手稿の内容自体は、拡大コピーが展示されている。
こちらの方は手稿本体とくらべてかなり空いているので、ゆっくり文章や図を見たい人はこちらの方がいいだろう。

本物の手稿はガラスケースに入れられて、行列に並んで一瞬だけ見ることができるような展示スタイル。
中身を見るよりも雰囲気を味わえということだろう。
意外と見るものは多かったはずなのに、振り返ってみるとあっというまだった。
目的地4:551蓬莱 天王寺駅店
大阪での最後の目的地は、天王寺駅の551蓬莱。
この後列車で滋賀県に向かうが、その前の最後の大阪らしい食べ物ということで豚まんをチョイス。
列車の時間の都合上、路上で手軽に食べられるという点でとてもよかった。
もちろん味もいい。からしがこんなに合うのは驚き。

まとめ
以上、時間があるようで意外と駆け足な大阪の1日だった。
この後は滋賀県に向かう。


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